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日本語論72 文章は

2018-08-07 | 現代日本語百科
 文章は文の複合体であるにもかかわらず、文章について複数の文が集まったものという。この「複数の文」を捉えなおさなければならない。文章の説明また定義によることである。それを、日本語教育用の文型で示すと、助辞「は」によって次の基本文が複合している。   たとえば辞書義に、幾つかの文を連ねて、まとまった思想を表現したものということで、散文の作品をさしていうことがある。大辞林にある定義につき、実際の文章を検討すると、この説明はさらに具体的な文法分析を必要とする。   基本文はそれぞれ、文体を丁寧体と普通体に示している。話し言葉がスタイルを持つことは、日本語教育での教授法によるステップであらわされることである。すなわち、通常の会話にまず丁寧が現れ、その文を複文にすると文法形式である普通が現れて、段階を踏むことになる。 . . . 本文を読む

忖度、逆バージョンの日本語

2018-08-07 | 新語・社会現象語
忖度の忖字は心を方寸と見る。心臓を指す。それを例えれば、ともかく、小さな形をとらえて、それを忖度するという。中国の思想で、古代、推し量るのは、君子が配下を思いやるときに使う。王が用いる行為として、王から部下の心を測ることであるから、だれもかれもが忖度するわけではない。そういうもじである、という思いであった。ましてや役人が権力者を忖度することはないことだとおもわれた。 調べてみると、上下関係でいうと、上司が忖度する部下の気持ちはあっても、部下が上司を忖度するということはありえない。この字面からはない、という思いを、繰り返して持った。しかし日本語の解釈は、部下の思いにあることで、部下から上司を忖度するとあるから、これは逆になる。なぜだろうかと考えて、中国語ではどうだろうかと、思いを馳せることになる。 . . . 本文を読む

立秋、太陽は見えず

2018-08-07 | 木瓜日記
チベット高気圧に太平洋高気圧が南からくる台風をどう阻むか、関東から東北に向いたその前には、梅雨前線からずっと雨を降らせる湿り気を含んだままの気圧がある。北海道の雨に、山形の集中豪雨に、炎天のニュースに合わせて報じられる状況である。 . . . 本文を読む