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日本語教育の語彙11 色彩語彙

2018-08-19 | 日本語教育
第8章は、色彩語彙をとらえる。タイトルには、赤、青、黒、白を挙げる。これを原始色彩語彙と呼び、色名から、派生語、複合語など語構成を見てその相補分布の際立ちを原始色彩に分析する。また青色の使い方は日本語には特徴があるので、青くも、白馬、青物、青野菜、青信号と、その色を確める。さらに、分析光にかけてに虹色を認識する違いを述べている。 . . . 本文を読む

日本語論79 文章と翻訳文

2018-08-19 | 現代日本語百科
日本語文章に翻訳文を考えると、文語文と翻訳文の対照をする。比較をしてもそこにはおのずと言語の用法が異なることがある。それは日本語から出て漢文をとらえた場合と、一口に言ってしまって、西欧の文の影響である。文語文章は漢文訓読の文章からつくられてきたとみることができるが、近代になってその文章に新たな翻訳による作品が作られて、それが日本語の文章となったのである。その区別にはただ、国語の学習に、翻訳文学作品が日本語の文章としてあり、それが明らかにするのは、原作者が日本語の使い手ではないことである。漢語によってつくられてきた文章に、物語によって工夫されてきた文章が語りものとしてあり、それは歌の文章であったものから、日本語の文法に通底する語句の用法となって、漢文ではない文章の作品に、翻訳語の影響をもって出来上がる日本語作品である。明治期に現れた翻訳調にはその工夫が見て取れる。 . . . 本文を読む