フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

アダージョの森の花たち アマドコロ

2016-05-27 | アダージョの森

茎が弓状に曲がり、白い花をつけて風に揺れている。触ると「茎に角がある感じ」、ということはアマドコロだ。

アマドコロ キジカクシ科 アマドコロ属 学名:Polygonatum odoratum var.pluriflorum

アマドコロとは、根がトコロ(ヤマイモ)に似ていて甘いところから命名された。


 

森の中のいろんなところから、芽を出す。日陰にも強いが、やや日の当たるところのほうが好きなようだ。 


アダージョの森の花たち チアレア

2016-05-26 | アダージョの森

チアレアという花がある。春先に可憐な花が咲く。

チアレア ユキノシタ科 チアレア属 学名:Tiarella

これは、スプリングシンフォニーという品種だ。北米原産のツボサンゴの近縁種。

(ガーデニングの花咲おまさ さんのホームページから「http://www.omasa.org/dictionary/pere/pre_ta_09.html」)


小さい花ながら、「春への憧れ」を歌っているようだ。

森の中の木陰で咲いている。耐陰性が強いというものの、光が少なすぎるかな。

個体数が少ないので、もう少し広がってほしいものだ。


アダージョの森の花たち イングリッシュ・ブルーベル

2016-05-25 | アダージョの森

イギリスの森の中、春には一面イングリッシュ・ブルーベルのブルーの絨毯が広がっている写真を見られたことがあるでしょうか。

イングリッシュ・ブルーベル

キジカクシ科 ヒヤシントイデス属 学名:Hyacinthoides non-scripta

アダージョの森の南側、Harmony Gardenにイングリッシュ・ブルーベルを植えつけて3年目の春が訪れた。

寒さに強く、球根性植物なので、少しずつでも広がってくれるのを期待しているのだが、ほとんど変わっていないようだ。

やはり、自然に増えるのを待っていたら時間がかかるので、計画的に球根を植えつていかねばならないだろう。

いつの日か、イギリスの森のように、アダージョの森の春に、イングリッシュ・ブルーベルが絨毯のように広がる光景を夢見ている。

 


アダージョの森の花たち ツルハナシノブ

2016-05-24 | アダージョの森

ツルハナシノブが咲いた。まだ春も周りに緑の葉が広がっていないときに、鮮やかな紫色の花を咲かせてくれた。

ツルハナシノブ ハナシノブ科 フロックス属 学名:Phlox stolonifera

ハナシノブという命名に惹かれた。紫色も好きな色だ。

ハナシノブという、九州の阿蘇に自生している絶滅危惧種の可憐な花がある。シノブという名前のシダ植物があり、ハナシノブの葉がこのシノブに似ていることから、ハナシノブと名付けられたようだ。
このツルハナシノブはハナシノブとは全く関係がない。花の雰囲気が似ているころから、商業的に名づけられたものであろう。 

昨年5月に植えたとき

2016年5月の様子

植えたところは南側斜面だが、コナラの下にあり少し日当たりが悪いかった。そのコナラを昨年12月に伐採したので今シーズンの成長を期待している。


アダージョの森の花たち ペレニアル・フラックス

2016-05-23 | アダージョの森

ペレニアル・フラックスの、美しい青色の花が風に揺れている。

ペレニアルフラックス 宿根アマ

アマ科 学名:Linum perenne

茎は高級繊維リネンの材料となる。種子からは亜麻仁油を採る。亜麻仁油は悪玉コレステロールを減らしたり、血液をサラサラにする効果があると言われている。

中央アジアが原産地なので、寒さや乾燥には強い植物だ。日当たりのいいところが条件だ。
アダージョの森のSilent Garden に植えているが、まだまだ自然には増えるという状況ではない。

華奢な姿からは、想像できない強さと効果を持った花だ。それよりもブルーの花が美しい。