今朝もいい天気になりその分冷え込みが厳しくなった。外気温はマイナス7度、室温10度、湿度21%。先ずは、コーヒーを飲みながら薪ストーブのガラスを磨く。ガラスが曇っていると楽しさは半減する。細かい柴を入れて火をつけると勢いよく燃え始める。柴を徐々に太くしていき、ガンガン燃やし、温度を200度以上に上げる。ここが大事なところだ。朝は、冷えるのでまずは薪ストーブの温度を上げなければ部屋も暖まらない。
朝食後、部屋の片づけなど雑用を済ます。その後、フルートの練習を始める。今日は、ペンション「ミュー」で「第2回清里落語」があり、その前座で、フルートを吹くことになっている。先ずは、ロングトーン、「毎日の練習」NO7、各調のスケールとアルペジオ、トリルなどの練習をする。その後、今日の演奏曲の練習を行った。まあまあか、音の跳躍する箇所で外すことがあるので要注意だ。
昼食は、きつねうどん。昼は大体が麺類だ。鉄鍋は、何にでも使えて実に重宝だ。
午後、暖かくなってきたので、身体を動かすために庭を散歩する。森の中を一面の落ち葉を踏みしめて歩く。かさかさという音が何とも心地よい。
頭上を見上げると、真っ青な青空だ。
ムラサキシキブがまだ実をつけていた。鳥たちは気がつかないのであろうか。それとも大事に置いているのかな。
部屋に戻り、もう一度、今日の演奏会の曲を練習する。いくら練習しても、これでいいということにはならないが、まぁいいかと観念する。
ぺんしょん「ミュー」さんに、少し時間より早く到着し、まだお客さんが来ていないい会場で、数曲演奏する。ダイニングでは音がよく響くので、上手く聞こえるのが嬉しい。
時間になったので演奏を始める。「グリーンスリーブス」「故郷の人々」は落ち着いて演奏することができた。難しい曲ではないので、落ち着くことがすべてである。演奏の合間に、簡単な自己紹介、清里に移り住むまでの経過などを話する。続いて「トロイメライ」「ラルゴ」を演奏する。その後は、雰囲気を変えて「ある愛の詩」を演奏する。次の曲を吹こうとしたら、時間が来たので切り上げてほしいということになり、最後に「見上げてごらん夜の星を」を演奏して、無事終了した。
落語の高座は、桂扇生師匠独演会だ。演題は紹介がなかったので分からなかったが、「六尺棒」が出てくる放蕩息子の話だった。それが終わると、コーヒータイムとなり、サンドイッチ、コーヒーや香草茶などが用意されていた。コーヒーを飲んでいると、甲斐大泉でケーナの演奏会がありますがどうですか、というお誘いがあったり、、柿渋染をやられている方、私もフルートをやっていましたという方、など楽しい会話が続いた。
2題目は、「ケチ」な旦那が出てくる話で、かなり長い話ながら飽きさせず面白かった。2題とも、皆さん声を出してよく笑っていた。桂扇生師匠の話は、間の取り方、演技力、話の運び、などさすがである。時間に制約されることなくたっぷり聞かせていただいて、大いに笑わしていただいた。
また、来年の12月にやりましょうということになって、2012年12月8日(土)という日取りまで決まった。それだけでなくフルートもよろしくお願いしますというおまけ付きだ。さてさて、1年がかりの宿題ができてしまった。今日の演奏はミスも多かったが、全体として、慌てることなく落ち着いて演奏できたので、自分なりに合格点かな。寄席の前座でフルートを吹くという貴重な体験もできたのがよかった。