フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ロープの結び方始め

2011-09-23 | 日記

台風が過ぎ去った。やや雲があるものの空は晴れている。外気温8度、室温18度、湿度46%。
秋分の日に合わすかのように、外気温が8度に下がってきた。室温も20度を切って、半袖では寒い感じだ。最低気温が8度以下に下がると、木々の紅葉が進むと言われているので、色づきが楽しみだ。

朝食は「ママカリ」のみりん干しの炙り焼き。さすが、あまりに美味しくて、自分の家の「おひつ」が空になり、隣の家から「飯(まま)を借りてくる」と言われるだけあって美味しい。

庭に出ると、シュウメイギクが美しく咲き誇ってきた。紐でしっかり支えてやったので、花も喜んでいるようである。

作業の前に、ソーチェーンを交換する。と言っても全く新しいものではなく、以前使っていたもので、刃を研ぐことを知らなかったので、次々と買い替えていた頃の刃が何本がある。それを装着して、研いでみると、なんとヤスリにしっかりした手ごたえがある。十分使える刃だ。

今日は、薪小屋の西側にある3本の木のうち、左側の栗の木を伐採しよう。木というのは、なかなか垂直に育っている木は少ない。陽の光を求めて少しでも多く吸収できる方向に、曲がってくるのである。この栗の木は、初めは、南の方に傾き、その後は、北東の方に枝を張り出してきている。倒したいのは南側で、北東には薪小屋があり、こちらに倒れると屋根を痛めることになるのでそれだけは避けねばならない。

南側に受け口を刻み、反対方向から切っていく。やはり、ソーチェーンが新しいと、切れ味が全く違う。栗の木は上手く南側に倒れたが、今度は、ウリカエデの真上に倒れ、のっかってしまった。一つ一つの枝を主幹から切り離し、ようやく、伐採作業は終了。小枝の山が出来上がった。

栗の木なので、今年の栗の実はどうなっているかと調べてみると、なんとなんと、栗の実がただの一つも見当たらない。小さい実すらついていない。今年は、「裏年」になるのであろうか。

食後は、デッキで「ロープの結び方」の特訓を始める。ロープやひもを結ぶといっても、これまで、どんなものでも「本結び」「花結び」でやってきた。これしか知らないのだ。最近、樹木を倒したい方向に牽引して、しっかり結ぶためには、これでは役に立たないということが分かってきて、他の結び方を知りたくなってきた。そういえば、大阪に「ひもとロープの結び方百科」という本があるのを思い出した。大阪に戻っている妻に連絡して、こちらに送ってくれるように頼んでいたのが、台風15号来襲の日に、こちらに届いたのだ。

世界中に4000種を超える結び方があると言われている。人は生活のいろんな場面で、紐やロープを使っていて、用途に応じて様々な結び方を編み出してきた。それほど多くの結び方を知らなくてもいいが、山での生活に役立つ結び方を是非身につけておきたいものだ。

今日は「ひと結び」「ふた結び」「ねじ結び」から始める。本を見ながらやってみると簡単なのだが、、本を離れてやるとなると、これが意外と難しい。それでもここまでは、何回かやると覚えることができた。

ところが「巻き結び」「二重巻き結び」「てこ結び」となると、何度やっても直ぐに忘れてしまう。今日はここまでにしておこう。


3時から5時までフルート練習をする。アルテ21課「トリル」の練習をする。小指、薬指がほとんど動かないのがつらいところだ。夕方からまた雨が降り出して来た。

最適気温が8度になるとやはり温かい鍋ものが欲しくなるものだ。今日は甲州名物「ほうとう」を食べよう。豚肉ベースに、大根、ニンジン、里芋、カボチャをドバッといれ、薄アゲとネギを散らす。目の前で炊きながらフウフウいいながら食べると、根菜の味がしみ込んだ「ほうとう」は俄然旨くなるのだ。いよいよ「食の秋」がやってきた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿