フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

真っ青な秋空に歓声上がる

2011-10-16 | 人々との交流

昨夜からの雨が降り続いている。外気温13度、室温18度、湿度48%とかなり暖かい。7時過ぎになると、雨が上がり、みるみる空が晴れてきた。その後、絶好の秋晴れとなった。

早速、一行と一緒に八ヶ岳周辺を廻ろう。ペンション「ミュー」を後にして、先ずは、牧場通りに行く。谷口牧場の馬たちは、何事かと顔を出してきた。清泉寮へ通じる道は、車で大渋滞だ。時間がないので、今回は、カンティフェアはパスしよう。

続いて赤い橋からの紅葉を見に行こう。駐車場はほぼ満杯だった。紅葉の最盛期は、もう少しと言うところだが、青空の八ヶ岳が美しい。

続いて、まきば公園はどうだろうか。広々とした草原が広がって、気持ちよい空気が流れている。遠くに草をはむ牛の群れが見える。

続いて八ヶ岳倶楽部に立ち寄る、ここも観光客で一杯だ。ギャラリー近くのアオハダにはびっしりと赤い実がついていた。玄関口に柳生博さんがおられたので一緒に記念撮影に入っていただいた。

帰りは黄色い大橋を渡って、雄大な八ヶ岳を見上げる。

その後、萌え木の村へ。ここも駐車場は満車だ。

私は、一旦皆さんを下ろし、一人アダージョの森に帰って、昼食の準備に取り掛かる。テーブルや食器類のセッティングをする。炉の方は、昨夜からの雨で、炉の薪や消し炭は全部湿ってしまったので、それらをスコップで掻きだし、新たにたきぎをセットする。ここまでやってから、2時過ぎに皆さんをアダージョの森にお連れした。

いよいよ、炉に火を入れる。やはり柴が湿っているのでやや火点きが悪かったが、なんとか燃えだした。炭を熾し、焼き鳥用のかまど3号機に炭を移して、焼き鳥を焼く。

かまど1号機では釜でご飯を炊く。隣のかまど2号機で、ホッケを焼こう。炉の火が盛んになってきたので、今度はダッチオーブンのセットだ。焚火の真ん中にごとくを置き、その上にダッチオーブンをセットする。なかなかいい調子だ。

続いて燻製1号器に、茹で卵とチーズ、目刺しをセッティングする。焼き鳥が焼けてきたので、ともにこの森の「だいずや」の豆腐、ズッキーニの漬物、トマトサラダなどをアテに全員で乾杯だ。

それからは、ワイワイガヤガヤと賑やかな、やや遅めの昼食会となった。

焼き鳥に続いて、豚肉に塩麹を塗り付けて焼く。これは初めてだが、麹の味が滲みてなかなか美味しいではないか。ほどなくダッチオーブンができてきたので蓋を取る。やや、やり過ぎて焦げてしまった。

焼きイカのいい香りが辺り一面に漂うと、大人気だ。

夕暮れ近くになったので、食事をいったん中断し、腹こなしに、全員で畑へ収穫に出る。巨大ズッキーニを取り上げた後、ウズラ豆を収穫する。その横の、二十日大根もだいぶ大きくなってきていたので、収穫し、その場で食べる。「美味しい!」の大歓声だ。

火が暮れてからは、寒くなってきたので、炉の側に移動しキャンプファイヤーを囲んでの楽しい集いとなる。


昨夜、シャンソンを歌ってくれたKさんが、美しい声で「NAGISA」を歌ってくれた。

♪ 勇気出して 歩いておゆき あなたの信じる道を
  そして傷つき つかれた時は 帰っておいで
  あなたは大事な あたしの命
  黙って強く 抱きしめよう 幼い日のように

  あなたは大事な あたしの命
  黙って強く抱きしめよう 幼い日のように  ♪

心に深く沁みる歌詞と旋律だ。見上げると、秋の澄んだ空に無数の星がまたたき始めて、歓声が上がった。
その後も部屋に入って、賑やかな宴は続いたが、少し欠け始めた月が登ってきた頃、散会した。


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