フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

秋の日の建物訪問

2011-10-14 | 人々との交流

昨夜は早く寝てしまって、夜中の2時過ぎに目覚めてからなかなか寝付けなかった。そうこうしているうちにウトウトして、今度目覚めたのは6時を回ってしまった。曇り空の朝だ。いつも通り、バッハのフルートソナタをかけコーヒーをすする。静かなひと時である。

リンゴジュースをゆっくり飲んで、朝食を食べる。

食後、少しあたりが明るくなってきたので、庭に出る。庭の木々が、大分色づいてきた。

今日は、大泉のGさん宅にお伺いすることになっている。Gさんのお宅は、大泉の駅近くの森の中にあった。
家は、実に広い一つの空間になっている。南側は大きなガラス窓になっている。そこは出窓があり観葉植物が置かれていた。その横にグランドピアノがあり、バッハやマーラーの歌曲の楽譜が置かれていた。真ん中にどんと、巨大な薪ストーブが置かれている。室内の壁には奥さんのトールペイントの作品がおかれていた。

ご夫婦が八ヶ岳に移住してきた頃の話から、最近の八ヶ岳界隈の色々な情報、奥さんの多彩な趣味の話。お友達と一緒に畑づくりをされていて、ユンボもあるとのこと。私が自宅の進入路の轍が深くなってしまったため、一度凹凸をユンボを使って平にしたいと思っている、というと、日程さえ合えば使っていただいてもいいが、問題は清里までの運搬がなかなか難しいということだ。その前に、畑での運転練習や技能講習会に出ておく必要もあるとのこと。なるほどなるほど。

話が弾んで昼時にまでなってしまったが、奥さんから、お昼も一緒に食べましょうと言ってくれた。お言葉に甘えて、ご一緒する。サラダ、カボチャの煮物、アナゴ入りちらしずしどれもやさしい味で美味しかった。

Gさん宅を後にして、私たちの家を建てていただいた八ヶ岳建築工房を訪ねた。このほど、大泉の駅近くに、新しい事務所ができたので、そのお祝いに寄せていただいた。新事務所の前のヤマザクラは真っ赤に紅葉していた。

新事務所は、屋根がカーブを描いているいる事務所部分と、現在建築中のギャラリーなどの多目的スペースでできている。若い男女の職員さんもいて、明るい感じだ。この新事務所を拠点にさらなる飛躍を期待したいものだ。

その後、妻の陶芸教室へ立ち寄り、先日作った花器に白い釉薬を塗る作業を行っていた。次は、いよいよ窯入れとなる。

アダージョの森に帰ると薄暗くなっていた。大分気温も下がってきているので、今日の夕食は「あっさりうどんすき」と焼き塩サバにする。今夜も、お酒は控えることにしよう。やはり休肝日を設けると体調がすこぶるいいのが分かってきた。


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6 コメント

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Unknown (カタナンケ)
2011-10-15 09:30:51
山栗さんのように 以前のおうちもあり
ここをセカンドハウスに使っているのは
いちばんすばらしい生活ですが
きのう夫の友が 千葉の生活を引き払い
伊豆に 終の棲家をきめた、、と
案内がありました、、
前のお友達と離れ、、とおもうと
なかなか妻のほうは ふみきれませんね、、
夫は 千葉と伊豆では近いから平気だと
いいますが、、ね
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旧友新友 (山栗)
2011-10-15 18:07:50
千葉から伊豆ですか。どちらも海の幸が豊かですね。古い友達と離れるのが辛いというのは、女性の方が多いでしょうか。
でも、新しい出会いは、それはそれで刺激的だし、楽しいですね。
組織人間に慣れ切った男性は、組織を離れると駄目になる人が多いかな。組織の力を自分の力と勘違いして。
いずれにしても残された自分たちの人生をどう豊かにしていくか、ということでしょうね。
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朝食に音楽! (Bluebell)
2011-10-15 22:23:06
朝のコーヒーに、バッハ・・・
なんて素敵なんでしょう!
フルートソナタの落ち着いた調べが合いますね。
朝食に音楽の余裕が大切なんですね。
今日は久しぶりに実家に帰りました。
古い楽譜を整理していたら、
フルートの古い教本がたくさん出てきましたよ。
タファネルや、クワンツなど山ほどです。
その中に、モーツァルトの可愛いソナタがありました。
山栗さんのブログを知ってから、
清里の自然とフルートが合わさって、
おいで、おいで~って誘われるようです。
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Unknown (tomomi-aloooha)
2011-10-16 01:03:37
お友達のお宅、とても素敵ですね…。
もしグランドピアノに生まれたら、こんなところにお嫁に行きたいと思います。(なんのこっちゃ。)

お酒を控えられたとのこと。明日のフルートの音は、変化はあるでしょうか!
普段と違うから、逆に吹きにくかったりして?(笑)
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時間があるので (山栗)
2011-10-16 08:25:47
Bluebellさん、私も現役の時の朝は、起きるのが遅いのでバタバタして、音楽どころではなかったですね。こちらに来て、ゆっくりした時間が持てるのがいいです。
タファネル、クワンツと出てくると、かなりフルートされておられたようですね。それは、再開しなければもったいない。森の中のフルートは、いいですよ。
もし時間が取れるようでしたら、お茶を飲みにお越しくださいよ。
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ゆらぎがなくて (山栗)
2011-10-16 08:30:43
そうですね、お酒を飲まないとフルートの響きやながれに「ゆらぎ」がなくて、角ばったかんじなりました。やはり音楽にはお酒がいりますよ(酒飲みの屁理屈)

「もしもピアノが弾けたなら」というのはありましたが、「もしもピアノに生まれたなら」というのは初めて、面白い!
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