フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

しつらい展示会

2010-11-01 | 日記

今日も、朝は雨が降っている。時折強い風も吹いてきた。外気温7度、室内16度、湿度49%。

朝、明るくなると(この頃は、5時30分ではまだ暗い)起床し、ケットルで湯を沸かす。牛乳をコップ1杯飲み、ミールで豆を挽く。CDをセットする。このところランパルのバッハのフルートソナタばかりだ。デッキの野鳥の餌台にヒマワリの種をやる。お湯が沸き上がると、コーヒーを淹れる。

空をみていると、雨が上がり、少し晴れてきた。山の写真を撮りに外に出てみる。南アルプスはほとんど雲に覆われているが、北岳の裾野に新雪が積もっているのが分かる。八ヶ岳は全く見えない。

朝食後、庭の木々の写真を撮る。紅葉は日ごとに深まってきた。ウリカエデが美しい。

フルートの「朝練」をしておく。ソノリテをゆっくりする。その後、「毎日の練習」NO1は、テンポ88、パターン8。バッハのBWV1033Andanteを1度吹く。

今日は松本で開かれている、青葉さんと友人の「裂織と室礼展」を見に行く日だ。
9時30分にアダージョの森を出る。長坂から高速で1本路だ。11時前に松本にある会場に着いた。雨が上がり、いい天気になってきた。

会場は中町といいうところにある。そこは、蔵が続いた蔵の街である。

展示会場も「蔵みーる」という名だ。

サンライスさんご夫婦もこられていて、ご一緒に青葉さんから室礼(しつらい)の話をお聞きする。「五節句」(1月、3月、5月、7月、9月)や伝統行事などの際に、玄関などに飾り付けをして、お客様をお迎えするというものだ。そこには、世情慌ただしくなり忘れられてしまった「和の心」がある。

日本の豊かな四季、伝統行事、明日の幸せへの祈りなどを形にする。


会場は、「裂織作品」との同時開催で、裂織で作られたバッグ、布などの作品が展示されていた。展示会は明日までで、青葉さんの元気な笑顔見送られて会場を後にした。

その後、サンライスさん夫婦と、「ヒカリヤヒガシ」という、和食の店に入る。店は、120年前に建てられた商家の自宅をそのまま使ったレストランだ。

出されてきた料理は、美しい盛りつけがされた三段の重箱。それに、ざるに盛られた新蕎麦がついている。この蕎麦が美味しかった。本来は、日本酒でも飲みたいところだが、残念ながら車で来たので我慢するしかない。

食後サンライスさんご夫婦とお別れし、中町界隈を歩く。色々楽しい店が続いていた。蔵ッシックという店でコーヒーを飲む。

その後帰途に就く。長坂きららで、食材と赤ワインを買う。途中、南清里道の駅近くで、びっくりするほど美しい虹に出会った。

アダージョの森に着くと、また雨が降り出してきた。夕食までのひと時、時間があったのでフルートを吹く。

夕食後、BSで「なかにし礼」特集を見る。菅原陽一「知りたくないの」、広田三枝子「人形の家」、東京ロマンチカ「君は心の妻だから」、いしだあゆみ「あなたならどうする」、由紀さおり「手紙」、北原ミレイ「石狩挽歌」、細川たかし「北酒場」などなど、実に懐かしい。

晴れたり、降ったりと、めまぐるしく天気の変わる一日が終わった。


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