今日もいい天気になった。一面の白銀の世界は目にまぶしい。
たっぷりと雪が積もっているので歩くのも一苦労だ。
昨夜、お風呂を沸かそうと灯油ボイラーのスイッチを入れたところ、途中で火が消えてしまった。雪に閉ざされた世界で、お湯が使えないと生活できないので、朝から業者に連絡を入れる。昼過ぎに補修にやってきてくれることになった。
妻は、料理教室の新年会があるというので、メンバーの一人であるペンション「ミュー」さんまで送っていく。女性ばかり10人の新年会は、料理教室の先生がお一人で料理を用意されたとのことだ。
先生宅は古民家を改築した味のあるお宅で、囲炉裏には練炭がいこっている。
2時過ぎにボイラーの補修業者がやってきた。申し訳ないが車を畑の下に留め、歩いて家まで登ってきていただいた。早速、ボイラーを見てもらう。どうもフィルターが詰まっているようですね、とのこと。
「ボイラーのフィルター」の話は知らなかったので、どんな作業か側で見ておくことにする。最初に、水の流入パイプのバルブを閉じたあと、パイプに巻いているテープを切り、発泡スチロールの保温材をはがす。次に金属製の蓋があるのでそのネジを外して蓋を開ける。その中にある5センチほどの金属の網でできたフィルターを抜きだす。設置してから今までフィルター掃除をやったことがなかったので、取りだすのに少し苦労していた。フィルターは完全に目詰まりしているのがわかった。そのフィルターをワイヤーブラシでこすると、確かに奇麗な網目が出てきた。「これで大丈夫です。ボイラーのスイッチを入れ湯を出して下さい」というので、やってみると、成程、見違えるほど勢いよくお湯が出てきた。その後、灯油タンクの水抜きも一緒にやってもらった。屋根があるので、灯油タンクには水がたまっていません、ということだった。1時間もかからない作業だったが、これで一安心だ。
そうこうしているうちに、料理教室新年会に行っていた妻が、「ミュー」さんに近くまで送っていただいたので、迎えに行く。その帰りに、地元のAさん宅へに伺う。「大雪の日にこちらに戻ってきました。今年もよろしくお願いします」と新年の挨拶をする。これだけの雪は、こちらでも珍しいとのことだった。