『ゾンビ革命 ファン・オブ・ザ・デッド』
JUAN DE LOS MUERTOS(2011年スペイン、キューバ)
監督 アレハンドロ・ブルゲス
脚本 アレハンドロ・ブルゲス
出演 アレクシス・ディアス・デ・ビジュガス
ホルヘ・モリーナ
アンドレア・ドゥーロ
■ストーリー■
キューバに住むファンは40代のその日暮らしの何もせず生きてきた。親友のラサロとバカをやって生きてきたが、ある日、ゾンビが発生し、町は大パニックに!
政府は、反体制派が暴徒と化したとして報道していたが、ファンたちは、これがゾンビの仕業と気づくのだった。ファンは混乱に乗じて儲けようと、身近な人間がゾンビとなった場合、そのゾンビを殺す「ファン殺人代行社」を始めるのだった。
娘のカミーラ、親友ラサロ、ラサロの息子カリフォルニア、パチンコを使うオカマのチナ、血を見ると気絶してしまうマッチョ、プリモと仕事をはじめるのだが・・・。
■感想■
キューバのゾンビ映画ということで話題になったホラーコメディ。
コメディ映画として、かなり笑える作品になっています!
まずキャラクターが最高です!
失業中で、何もやる気がなさそうなのに、やたら強い主人公。いくら暑いとはいえ、カッコもランニングシャツってなめすぎ!
親友のラサロも良い女が窓から見えたら、それだけでオナピーをしちゃうようなヤツ!間違って水中銃のモリを発射しちゃったりして!
なぜかパチンコが百発百中なオカマや、血が苦手なマッチョ!良くこれだけおかしなキャラクターを登場させましたね!
1つだけ、エピソードを紹介してネタバレしちゃいますけど、親友ラサロがゾンビに咬まれたと大騒ぎして、ゾンビになったら「殺してくれ」とファンに頼むシーンとか最高です!夜の風景を見ながら、「実は前から・・・」とかオバカなシーンを延々と 見せておきながら、結局、咬まれていなかったみたいな!
オバカなお笑いシーンから、感動させるようなシーンにするように展開しておいて、実は、笑いのためのネタ!みたいな感じ!
好きです!こういうオバカ映画!
ゾンビが襲ってきているのに、反対体制派と報道しているのとかって、現実を風刺しているんでしょうねぇ。キューバの映画ファンが観た方が、多分笑えるシーンとかも多いんでしょうねぇ。
風刺とかを気にしなくても、全然、笑える映画になっているんですけどね!!
今作のDVDは、残念ながら、字幕のみですが、コメディ系の作品だし日本語吹替え音声をつけて欲しかったですね!
「本当に面白い作品です!」
ゾンビ映画ファンだけでなく、ホラー映画ファンやコメディ映画ファンにも、オススメの作品です!! 80点
ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド- [DVD] | |
アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス,ホルヘ・モリナ,アレンドレア・ドゥーロ | |
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