『忍者』
LEATHAL NINJA 終極忍者(2004年香港、日本)
監督 ハーマン・ヤオ
脚本 ハーマン・ヤオ
出演 ホアン・シェンイー
白田 久子
ダヨ・ウォン
魔娑斗
エディ・コー
■ストーリー■
菊池博士が画期的なワクチンを開発するが、輸送途中で襲われ博士は殺されワクチンが箱ごと盗まれた。博士を襲ったのは、ブライアンに使われた甲賀流の中忍「虎大介」率いる忍者集団だった。菊池博士が開発したワクチンは超合金の箱に入っており、開け方は、コピーという男だけが知っていたのだった。そのことを知った虎大介はコピーを狙うのだった。一方、元伊賀流の忍者の「芭蕉」は、コピーを助けるように動きだすのだった。しかし、菊池博士は伊賀の忍者であり、もしものときを考え、自分に何かあったときのため、伊賀の忍者「響」にコピーの殺害を命令してあったのだ。芭蕉先生、虎大介、響が、コピーをめぐり戦いがはじまるのだった。
■感想■
ハーマン・ヤオ監督の描く、現代に生きる忍者の活躍を描く香港映画。
ハーマン・ヤオ監督といえば『新愛と復讐の挽歌殺しの掟』(1993年)、『八仙飯店之人肉饅頭』(1993年)、『幽霊刑事』(2001年)、『恋のQピッド』(2001年)、『私の中に誰かがいる』(2005年)と、ホントに色んなジャンルの作品を撮ってます。
まぁ、香港映画だから、色んな作品撮るのが普通なんでしょうけど…。
日本では、『八仙飯店之人肉饅頭』で有名になっちゃったんで、ちょっと引く人もいそうですけど、普通のエンターテイメントな監督です。
でも、それにしても「なぜ、いまごろ忍者映画なの??」
1980年代にフランコ・ネロ主演の『燃えよニンジャ』(1981年)で一大ニンジャ映画ブームが起きましたけど、それも20年以上の話ですもんね。
1985年には、リー・ヴァン・クリーフ、ティモシー・バン・パッタン主演でTVシリーズ「忍者ジョン&マックス」なんてのまで作られました!
これが、ウエスタンとか、クンフー映画とか、日本の時代劇だったら何とも思わないんでうすけど、現代にニンジャがいるっていう設定がそんなに魅力的だとも思わないですけどね。
でも、さすが香港映画!
アクションにつぐアクションで、かなり面白く観れました。
観る前に「中身が無い映画なんだろうなぁ」とか思って観たら、まさにそのとおりの作品でした。もちろん、ホメ言葉です!!
まぁ、香港映画なんだし、どんな設定でも、アクションシーンを盛り上げるための設定ってことでOKです。
日本からは女優、白田久子と格闘家の魔娑斗が出演してます。
白田久子は相変わらずな感じですけどね。(ファンの方、すいません)
2004年に、何のブームでも無いのに、「ニンジャ映画」を作ったことにプラス10点って感じです。
映画的には、いつもの香港映画って感じです。
でも、このラストは甘すぎ!って感じ!!
なんてたって『幽霊刑事』のハーマン・ヤオ監督なんだから、あの6ヵ月後のシーンはいらなかったんじゃなかったんでは?? 60点
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ハーマン・ヤオ監督といえば、自分的には『幽霊刑事』!
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