指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

阿川泰子コンサート

2023年09月14日 | 音楽

われながらもの好きだと思うのだが、阿川泰子のコンサートに行ったことがある。

              

ただ、もちろんというのも変だが、自分から希望したのではなく、友人の下川博に誘われたので、見に行ったのだ。

紅葉ヶ丘の神奈川県立音楽堂で、浜音かどこかの主催だったと思う。

バックには、きちんとバンドが付いていたと思う。

出てきて、1曲目聞いて、下川と異口同音に「下手だなあ」と言い合った。

それから、聞くたびに下手だと思った。

ただ、さすがに元文学座で、テレビ映画に出ていて、萬屋錦之助の『破れ傘刀春』に、村娘役で出ていたときの話は面白かった。

「やめてぇ・・・」と言う芝居で、すると錦之助が、

「てえめたちは人間じゃねえ・・・」と錦之助の真似は非常に上手くてびっくりした。

よく考えると、江戸時代の日本に「人間」という言葉があったか疑問があるが。

ともかく、彼女のLPは、9万枚も売れたというのだから、人気というか、ブームというものは実に恐ろしい。

彼女も、今はどうしているのだろうかね。

 


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