指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

新馬場だったら、もっと簡単だった

2015年10月15日 | 東京

昨日の夜中、京浜急行の北品川駅で、車掌が駅に取り残され、電車は出てしまい、車掌は国道を走って新馬場で追いついたとの記事が出ていた。

だが、この新馬場も、昔だったら、もっと楽に着いたのである。

 

                             

というのも、この新馬場(しんばんば)駅は、北馬場(きたばんば)と南馬場(みなみばんば)駅を一緒にしてできたもので、前は別々の駅だった。

だが、非常に近い駅で、どちらからも駅が見えたもので、「世の中にこんなに近い駅もないだろう」と思ったものである。

 

京浜急行の駅名はユニークなものが多く、この北、南馬場駅もそうだったが、青物横丁、梅屋敷、雑色(ぞうしき)などが今でもある。

弘明寺も、知らない人は読めないもので、昔「こうみょうじ」と言う人がいて驚いたが、もちろん「ぐみょうじ」である。