猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

ウクライナから米国人の引き揚げを勧告したアメリカ大統領バイデン

2022-01-25 22:42:47 | ロシアのウクライナ軍事侵攻

アメリカ大統領ジョー・バイデンの今回の決断がよくわからない。ウクライナから米国人の引き揚げを勧告したという。米軍でなく、大使館員の家族とか民間人のウクライナからの引き揚げである。

昨年の8月のアフガニスタンからの米軍の撤退までは、私はバイデンの決断を支持できる。20年近くもアフガニスタンで続けていたの戦闘をやめ、兵士を引き揚げると決断する権利が、アメリカ大統領にある。米軍のアフガニスタン侵攻とタリバン政権の打倒は、あくまで、アメリカ政府のエゴで始まったことで、アメリカ政府は、いつかは、米軍を撤退を決断する必要があった。

アメリカは、別に、ウクライナに米軍を派遣していない。ロシア軍がウクライナとの国境に集結しているからといって、ウクライナに在中する大使館の家族や民間人にアメリカ政府が引き揚げを勧告したら、ウクライナの人びとがアメリカに見捨てられた気になるのではないか。アメリカの国籍をもつ民間人がウクライナに残ることで、「人の楯」になり、ロシア侵攻を止める効果があると思う。ウクライナ大統領は、このバイデンの決断に対してテレビで苦情を言った。

確か、2003年に米軍がイラク侵攻を行う直前だと思うが、人の楯となって、米軍のイラク侵攻を止めるために、日本からイラクに渡った人びとがいた。

米軍でなく、逆に、普通のアメリカ人がウクライナに出かけて、「人の楯」になり、ロシア軍の侵攻反対を唱えても良いのではないか。また、多くのジャーナリストが目撃者としてウクライナ入りをしても良いのではないかと私は思う。