極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

すでに革命は起きている。

2012年08月30日 | 時事書評

 


【すでに革命は起きている】

米大統領選挙で共和党の体制が決まった。いままでの「行政機構縮小・強兵覇権」路線は変わらず
だ。相変わらず日本では「自(公) vs.民主」の総選挙に向けてチキンレースだ。戦後初めてのマ
ニフェスト選挙で大躍進した民主党は自滅的にその支持基盤を弱体化させた。不慣れもあるが、外
交、経済の非力さを露呈した。後は、大震災・原発事故と異常気象のダメージなど同情すべき点も
ありそれなりに良くやったと思っているが、消費税増税は晴天の霹靂だった。時代は大転換の渦中
にあり、諸々の既存政策や手法は、柔軟に見直さなければならない(例えば、財政上の禁じ手→タ
ブー)は官僚らの頭にしか存在しない
。とはいえ、新政策の遂行→雇用拡大→
円高是正は順
逆不二だ。維新の会が次期選挙に打ってでるということだが、非レセフェール・行革推進
・反覇権
(反武力支配)・環境配慮優先)という立
場で、わたし(たち)は世界の動きをみている。そして
「世の中がひっくり返るような出来事がこれから起こらないと
は限らない」(吉本隆明『13歳は
二度あるか』大和書房)と指摘していたが、世の中がひっく
り返る事態(=革命)はもうすでに起
きていると思っている。

 13歳は二度あるか

ナノ素材として期待がかかるカーボンナノチューブである種のチューブを吸引した場合、アスベス
ト(石綿)と同様に作用し、悪性中皮腫を引き起こす可能性がある→長繊維状のカーボンナノチュ
ーブは、構造がアスベストファイバーの構造と似ているだけでなく、その作用も酷似していると発
表ていた名古屋大の豊国伸哉教授らのグループが、今度は商業的に使用されたすべてのアスベスト
繊維(石綿)による中皮腫発がん過程において、鉄過剰が主要な病態になっていることを発見。こ
れにより、すでにアスベストに曝露されたひとへの予防法の開発が期待できるという。これはラッ
トの腹に特殊な鉄分を過剰に投与し、腎臓がんを発症させたラットのがん細胞から染色体を抽出し
人の腎臓がんの染色体と比較することで、似た位置に欠損や増加などの変化を確認したためだ。

 

この「静かな時限爆弾」は、鉄必須栄養素であり成人1人あたり4g含まれ、その60%は赤血球中の
酸素運搬タンパク質ヘモグロビンの構成成分として存在する鉄が2、3価と価数を変える遷移重金
属であるため、鉄分が過剰になれば化学反応の触媒として活性酸素を発生させることで引き起こさ
れるという。アスベスト問題は第二次世界大戦下で黙殺されたが、1964年に入り有害であることが
明るみにされ、日本では1975年に吹きつけアスベストの使用禁止された(それまでも、それ以降も
わたしも多少は被爆していたかも知れないが)。この様に、デジタル技術の深化で被検細胞遺伝子
解析の迅速化が貢献している。

ソニーは、業界最大クラス※184V型の4K(3840画素×2160画素)液晶パネルと、超解像高画質回路
「4K X-Reality PRO」が実現する高精細の大画面映像、高音質で迫力あるサウンドにより、これま
でのテレビでは味わえなかった臨場感を体験できる4K対応液晶テレビ〈ブラビア〉を世界全地域で
年内より順次発売するという。我が家にソニーの42V型に4年前買い換えたばかりだというのこれは
どういことだ、という早さだ。もっとも基本技術は確立できているので、単なる高品位機種という
ことになるのか、キラーアプリケーションになるかはもう少し見てみないと分からない。


東海、東南海、南海地震などが同時発生するマグニチュード(M)9級の「南海トラフ巨大地震」
について、国の有識者会議は29日、被害想定などを公表。死者数は最大で32万3000人。そのうち津
波による死者は全体の7割の23万人に達する。有識者会議では、迅速な避難により津波の死者は8
割減らせるとして、国や自治体に対し避難施設や避難路の確保を図るよう求めている。有識者会議
は3月に震度分布や津波の高さを公表したが、今回はより精度良く計算し、浸水域も求めた。津波
や地震の揺れのパターンを組み合わせ、季節・時間別の被害を想定した。死者32万3000人となるの
は、在宅者の多い冬の深夜に発生し、東海地方の被害が大きいケース。死者数は東日本大震災の死
者・行方不明者(約1万8800人)の17倍で、国の中央防災会議による2003年の三連動地震想定の死
者2万5000人の13倍。負傷者は62万3000人、救助が必要になる人は31万1000人と推定した。

この成果の反響や議論はこれから深化されていくだろうが、地震の影響を数値化、図像化した意義
は大変大きい。ここまでオープンにされたケースは世界ではじめてではないだろうか。関係者の努
力に感謝したい。これをたたき台に、行政関係機関・民間組織・地域住民の防災施策の始動と訓練
に役立つものと考える。また、スパーコンピュータのデジタル技術などの科学技術がこれほどまで
貢献した例もないだろうと考えている。




そなことがわかるものか?と思ってしまった。いままで、宇宙でグリコールアルデヒドが見つかっ
た場所は2つしかなかった。1つは天の川銀河の中央にある巨大なガスと塵の雲の中心部近く、も
う1つは、地球から2万6000光年離れた巨大な星形成領域の中だというのだ。この2つとも、今回よ
りはるかに遠い領域で解像度もはるかに低いため、分子が存在する位置を正確に特定できなかった
が、今回発見された糖類は、若い恒星IRAS 16293-2422を取り巻く温かいガスの中で見つかったもの
で、チリにある大型の電波望遠鏡、アルマ望遠鏡(ALMA:Atacama Large Millimeter/submillimet-
er Array、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)により観測されたというのだ。これで単純な糖
分子が地球から約400光年の距離にある恒星を取り巻くガスの中を漂っていて、地球以外の惑星にも
生命が存在する可能性を示唆しているのだという(デンマーク、コペンハーゲン大学の主任天文
者イェス・ヨルゲンセン(Jes Jorgensen)談、National Geographic News August 30, 2012)。

 

それどうしたかって?このレベルはわたしの寿命の外延に想定される事変の範囲を超えているから、
今夜のブログテーマから外れてしまうが、そこまで議論できるレベルに到達していることは理解で
きる。そうかと思えば、近江鉄道が鉄軌道上に7月下旬に散布した除草剤が周辺の水田に広がり、
稲穂が枯れる被害が出ていることが30日、分かったという。同社の調査で一部の稲穂から基準値を
上回る農薬を検出した(いずれも収穫前のため市場には流通していない)。ここでは使用農薬が異
なることでどうのように作柄に作用するのか不明なままにある。そんなコントラ(陰影)を感じて
いる。


 

コメント
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