彦根藩の当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと伝え
られる招き猫と井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊軍団
編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと兜(かぶと)を合体
させて生まれたキャラクタ。
【季語と短歌:7月26日 】
気怠さを取り払いしや冷奴
多嘉山 宇(独創鬼)
🪄近江は豆腐が美味しい。キンキンに冷やし、胡麻ドレに、颪蒜、辛油が
暑さ疲れに効果あり。卵黄、ジェル、粉砕氷等。
🟡 日本発Z革命 ⓳
✳️ 高品位太陽電池編
太陽光電池等を手がける中国の新エネルギー企業、Risen Energyが、太陽光
パネルを大幅に進化させました。一般的な太陽光パネルの出力は、1枚(お
よそ150cm×80cm)あたり200~250W程。Risen Energyはその約3倍にもな
る平均740Wpの出力を持つ「Hyper-ion」という太陽光パネルを、量産でき
るようになった。一般的な太陽光パネルの出力は、1枚(およそ150cm×80c
m)あたり200~250W程度。Risen Energyはその約3倍にもなる平均740Wp
の出力を持つ「Hyper-ion」という太陽光パネルを、量産できるようになっ
たと言うのです。一般的な家庭の場合、5kW前後の太陽光発電システムが目
安とされます。250Wクラスのパネルなら、20枚必要な計算です。
それがRisen Energyのパネルを使えば、7枚ほどでOKな計算です。パネルの
大きさが異なるので単純には言えませんが、限られた屋根などのスペースで
も、少ない枚数で、効率的に電力を賄えそうですよね。ポイントは、Risen
Energyが、そんな高出力で高効率な太陽光パネルを、量産の工程に落とし込
み、製品化に繋げることに成功したこと。実験は成功したけど、流通はまだ
先の話、ではなくて、革新的なプロダクトがこれから一気に広がっていくこ
とが予想できます。 Risen Global PV研究所 所長の楊伯川(ヤン・ポーチュ
アン)博士は、「今後3年以内にセル効率27%以上と、790W超のモジュール
の実現を目指す」と話す。
ライゼンソーラーは、トップペロブスカイトセルとボトムシリコンヘテロ接
合(HJT)デバイスを組み合わせたタンデム型太陽電池で、30.99%の電力変
換効率を達成したと発表した。中国国家太陽光発電製品品質監督検査センタ
ーがこの成果を認証した。同社の広報担当者はpv magazineに対し、「10mm
x 10mmのセルサイズでこのマイルストーンを達成しました」と語った。
ライゼンソーラーのグローバル太陽光発電研究所所長ヤン・ボチュアン氏は、
独自の構造的利点を持つHJTセルは、将来の太陽電池開発における単一p/n
接合技術の中で究極の選択肢と考えられていると強調した。「この利点は、
ペロブスカイト-シリコンタンデムセルの分野でさらに顕著です」と同氏は
述べた。
ヘテロ接合セルは透明導電層としてインジウムスズ酸化物(ITO)を使用し
ますが、BC、TOPCon、PERCなどの他のセルは絶縁層を使用。ライゼン氏
によると、この設計によりタンデムセルの統合が容易になり、全体的なパフ
ォーマンスが向上するという。また、ITOフィルムのない他のシリコンベー
スのセルでは、タンデム技術にはまったく新しい構造設計が必要となり、コ
ストと複雑さが増すとも主張している。
🟡至急連絡を取り、実用性と市場性等の判断が必要
🪄いまさらの太陽電池だが、その事業調査も重要だと特集する。
✳️ 高品質異種接合太陽電池製造及び装置編
1️⃣ 特表2023-534606 ペロブスカイト太陽電池モジュールのための高速ハイ
ブリッドCVD 学校法人沖縄科学技術大学院大学学園(有効)
要約:下図1のごとく、急速ハイブリッド化学気相成長を行うためのシステ
ムおよび方法を説明する。一実施形態では、第1の前駆体材料が、基板上に
堆積される。基板は、加熱装置の保持部に配置され、加熱装置は保持部の少
なくとも一部を加熱する。第2の前駆体材料は、有機化合物が基板よりも加
熱装置のガス源に近くなるように、加熱装置の保持部に配置される。ガス流
が、加熱装置の保持部を通じて生成される。加熱部は、基板と第2の前駆体
材料とを含む保持部の一部を加熱するために用いられる。加熱プロセスの間、
第2の前駆体材料の少なくとも一部が、第1の前駆体材料の少なくとも一部
の上に堆積する。
【特許請求の範囲】 割愛
図面の簡単な説明:
図1、平面型ペロブスカイト太陽電池の例を示す図
図2、ペロブスカイト膜を生成するための装置の例を示す図
図3、急速ハイブリッドCVDプロセスの例を示す図
2️⃣ 特許第7705621号 太陽電池及びその製造方法、積層電池並びに太陽電池
モジュール ジョジアン ジンコ ソーラー カンパニー リミテッド(有効)
要約:図2のごとく、太陽電池は、第1方向に沿って交互に設けられる電極
領域及び非電極領域を含む第1表面を有する基板と、各電極領域に位置する
とともに、少なくとも一つの非電極領域の一部領域に位置するドープ導電層
と、第1表面とドープ導電層との間に位置する誘電体層と、を含み、ドープ
導電層に対向する第1表面は、複数のプラットフォーム構造を含む第1表面
構造を有し、残りの第1表面は、複数の第1ピラミッド構造を含む第2表面
構造を有する。
発明の効果:
一方では、電極領域における第1パッシベーション接触構造が形成されるよ
うに、電極領域に順次積層される誘電体層及びドープ導電層が設計されるこ
とに加えて、少なくとも一つの非電極領域の一部領域にも順次積層される誘
電体層及びドープ導電層が設計されている。当該一部の誘電体層及びドープ
導電層は、非電極領域における第2パッシベーション接触構造を形成するた
めに用いられる。非電極領域は、第2パッシベーション接触構造を通じて非
電極領域におけるキャリアの再結合の確率を低下させることに有利であるだ
けではなく、非電極領域におけるキャリアを輸送して収集し、電極領域に提
供することに有利である。それによって、第1表面全体のキャリア収集効率
がさらに向上し、すなわち、第1表面全体のキャリア損失がさらに低下する。
また、少なくとも一つの非電極領域の一部領域が誘電体層及びドープ導電層
によって遮られていないため、誘電体層及びドープ導電層を通過せずに一部
の非電極領域に一部の光を照射できるため、一部の非電極領域による光の吸
収率の向上に有利であり、それによって、第1表面の光電変換効率がさらに
向上する。【0026】
他方では、ドープ導電層に対向する第1表面は、電極領域及び一部の非電極
領域を含む。当該一部の非電極領域には、ドープ導電層が設けられている。
ドープ導電層に対向する第1表面は、複数のプラットフォーム構造を含む第
1表面構造を有する。換言すれば、当該一部の第1表面は、研磨構造であり
完全なピラミッド構造と比較して表面形態が比較的平坦であり、形成される
誘電体層及びドープ導電層の均一性の向上に有利であるため、電極領域に形
成される誘電体層及びドープ導電層も比較的平坦な形態を有する。それによ
って、第1表面に対する誘電体層及びドープ導電層のパッシベーション効果
の向上に有利であり、第1表面の欠陥密度がさらに低下する。【0027】
これとは異なり、残りの第1表面、すなわち、ドープ導電層に対向しない第
1表面は、複数の第1ピラミッド構造を含む第2表面構造を有するため、異
なる角度で残りの第1表面に入射する光が第1ピラミッド構造を介して残り
の第1表面に吸収される確率が高くなり、それによって、残りの第1表面に
よる光の吸収率がさらに向上する。【0028】
したがって、電極領域及び一部の非電極領域のいずれにも誘電体層及びドー
プ導電層を設けるとともに、ドープ導電層に対向する第1表面がプラットフ
ォーム構造を有し、かつ、ドープ導電層に対向しない第1表面が第1ピラミ
ッド構造を有するように設計することにより、第1表面に対する誘電体層及
びドープ導電層のパッシベーション効果を向上させ、第1表面におけるキャ
リアの再結合の確率を低下させることに有利であるだけではなく、第1表面
による光の吸収率の向上に有利である。二つの態様が連携することにより、
第1表面の光電変換効率の向上に有利であり、それによって、太陽電池の両
面係数の向上に有利である。
【図1】本開示の一実施例に係る太陽電池の一種の局所断面構造概略図
【図2】図1の四角い囲みIにおける拡大断面構造概略図
【図3】本開示の一実施例に係る太陽電池の第1種の局所上面構造概略図
【図4】本開示の一実施例に係る太陽電池の第2種の局所上面構造概略図
【図5】本開示の一実施例に係る太陽電池の第3種の局所上面構造概略図
【図6】本開示の一実施例に係る太陽電池の第4種の局所上面構造概略図
【図7】図1の四角い囲みIIにおける拡大断面構造概略図である。
【図8】本開示の一実施例に係る太陽電池における第1ピラミッド構造の底
部の一種の上面構造概略図
【図9】本開示の一実施例に係る太陽電池における第1ピラミッド構造の底
部の別の上面構造概略図
【図10】本開示の一実施例に係る太陽電池の別の局所断面構造概略図
【図19】本開示のさらに別の実施例に係る太陽電池モジュールの局所立体
構造概略図
【図20】図19の断面方向MM1に沿った一種の断面構造概略図
以上、一部掲載し了
角川新書
知らないと恥をかく世界の大問題〈16〉トランプの“首領モンロー主義時代
池上 彰【著】
出版社内容情報
アメリカの「第2期トランプ政権」が、古典的帝国主義の再来を決定づけた。
予測不能なトランプの行動に振り回される世界。アメリカ・ロシア・中国―
強権国の縄張り争いはますます熾烈になる。ジャングルのルールがまかり通
る「弱肉強食の時代」で混沌とする世界。日本はどう対応していけばいいの
か?世界、そして日本が抱える大問題を、歴史的な背景を交えながらわかり
やすく解説していく池上彰の人気新書「知ら恥」シリーズ最新第16弾。大転
換の時代に必読のニュース解説本の登場。内容説明古典的帝国主義が世界を
覆う。アメリカ・ロシア・中国―強権国家の熾烈な縄張り争い。
著者略歴:1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京科
学大特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特命教授、立教大学客員教
授。73年、慶應義塾大学卒業後、NHK入局。94年から11年間、「週刊こども
ニュース」のお父さん役として活躍。2005年に独立。『そうだったのか!現
代史』『知らないと恥をかく世界の大問題』『世界を動かす巨人たち』等の人
気シリーズはじめ、著書多数。
内容説明:
古典的帝国主義が世界を覆う。アメリカ・ロシア・中国―強権国家の熾烈な
縄張り争い。
目次
プロローグ 弱肉強食のジャングルに戻る世界
第1章 福音派とテクノ・リバタリアンの“ハイブリッド国家”へ
第2章 EUの試練
第3章 変わる中東のパワーバランス
第4章 転機を迎えた中国
第5章 核軍縮と逆行する世界
第6章 内憂外患の日本
エピローグ 「真理がわれらを自由にする」
■トランプ発言に揺れるNATO
ヨーロッパ加盟国と協調していかなければならないのに、そんなことは無視。
逆にNATO内での対立をつくりだしています。これまで積み上げてきたもの
をすべて、ちゃぶ台返しするかのようです。
ユーラシア·グループは世界10大リスクの5番目に、「ならず者国家のままの
ロシア」をあげました。「停戦は戦後の欧州の安全保障体制を損なうリスク
があり、欧州はロシアの新たな攻撃にさらされることになるだろう」と分析
しています。ロシア寄りのトランプ大統領は、プーチンに有利な形で停戦を
実現させようとしています。これをどう考えたらよいのか。戦後の国際秩序
を大きく破壊します。トランプ大統領の言い方をすれば、少なくとも殺し合
いは終わります。人が死ななくて済みます。これ自体はとても望ましいこと
です。しかしそれは、軍事力で勝るロシアがウクライナに侵攻したことによ
って20%の土地を奪い取ったことになります。これは戦後の国際秩序を大き
く破壊します。力によってよその国に攻め込んでも、それが否定されなけれ
ば、中国は台湾を攻撃しようという誘惑に駆られるでしょう。これはチャン
スと、領土紛争を抱えるアルメニアがアゼルバイジャンに取られた領土を奪
い返そうと考えるかもしれません。国際紛争があちこちで起きる可能性があ
るのです。
戦後の民主主義を守るなら、ロシアのウクライナ侵攻を許してはいけないは
ずなのです。世界は大変なジレンマにさらされています。戦争の当事者であ
るロシアとウクライナ、そして難民や移民を追い出すべきだという極右勢力
が増えるヨーロッパ(欧州)については、第2章で解説します。
■日本はどうする?
そんな中、日本はどう振る舞えばよいのか。イアン·ブレマー氏はこの問いに
日本は悪目立ちしないように」と忠告しています。ジャイアンの前ではおと
なしく、スネ夫(同じく漫画『ドラえもん』に登場するキャラクター)のよう
に子分のようにしていろ」ということでしょうか。やれ、やれ。
日本はさっそくUSスチール買収問題でアメリカともめています。日本の日本
製鉄がアメリカの大手鉄鋼メーカー·USスチールを買収することで企業同士の
間では合意していたのに、当時のバイデン大統領がUSスチールの買収を阻止
する大統領令を出したことがきっかけです。もちろんトランプ大統領も「絶
対に阻止」で、「買収でなく投資ならOK」と言っています。これは言い換え
れば、「金は出しも口は出すな」ということでしょう。これでは日本製鋼側に
とってメリットはありません。
USスチールは1901年創業のまさにアメリカを代表する会社。古くからあるア
メリカ人の誇りです。それを日本の会社が買収するということに反対してい
るのです。感情論としては理解できます。ただ、2025年2月8日に行われた日
本の石破茂首相とトランプ大統領の日米首脳会議で、「日本はもっと防衛費を
増やせ」とか、「アメリカ軍の駐留費をもっと出せ」とか言われるかと思った
ら言われなかったのですね。トランプ大統領は、同盟国である日本のためにア
メリカの防衛力と抑止力を100%提供するという言い方をしました。つまり、
沖縄県の尖閣諸島にアメリカの防衛義務を定めた日米安全保障条約の第5条
が適用されることを確認したのです。この段階に限って言うと、日本として
はトランプ大統領の態度に一安心というところだったわけでいたが、日本は
2025年8月15日には終戦から80年を迎えます。ウクライナ戦争や、ガザでの
の戦闘など武力衝突がおさまらない世界で、日本の首相は戦後80年の節目に
合わせ、どうだったのですが。どのような態度で臨むのか。自民党内保守派
に遠慮したのでしょうか、石破首相は「談話」を出さないと決めましたが、
個人としては何らかのコメントをしたい意向を示しています。どんなスタン
スで戦後80年を迎えるのでしょうか。かつてない「内憂外患」の時代を迎え
ている日本については、第6章で解説しましょう。
■進む大国間の分断
トランプ氏の主導するアメリカが旧来の国際秩序や規範ルールを打破しよう
としていこと。これはグローバルな大問題、世界共通の問題です。
ユーラシア·グループが2025年のリスクの1番にあげたのは、「深まるGゼロ世
界の混迷」でした。Gゼロとは、グローバルな課題への対応を主導し、国際
秩序を維持する意思·能力を持つ国家が存在しない状態のことです。2025年に
はそのリスクが私たちが生きてきた中で見たことがないほど高まっていると
いうのです。イアン·ブレマー氏は次のように言います。
「グリーンランドとパナマ運河の獲得に軍事力行使を否定しない、カナダは
引番目の州になればいい、領土拡大ともとれる発言を繰り返し、物議を醸し
ています。アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏。彼は1対1で取引をし、相
手が民主主義であれ権威主義であれ、自分にとって利益や優位性をもたらす
かどうかを重要視しています。ソ連崩壊後、ロシアは西側に統合されなかっ
たため衰退し、アメリカに強い憤りを抱えています。中国は西側やグローバ
ル経済に統合されましたが、アメリカとの連携はありませんでしいま、アメ
リカを筆頭に西側の先進国で、多くの人々が自分たちのリーダーが自分たた
」ちを代表していないと感じ始め、既存の体制に反対するようになりました。
ヨーロッパで移民問題が顕在化し、アメリカでも「移民が私たちの暮らしを
圧迫している」と声を上げました。
この項つづく
今日の言葉:市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬといった生
涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世
にあらわれない人物の価値とまったく同じである。
涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世
にあらわれない人物の価値とまったく同じである。