昨日のことです。病院の帰りに靖国神社に立ち寄ったら、このような素晴らしいものを目にすることができました。いつもバッグに放り込んであるショボいコンパクトデジカメで撮ったのでこんな程度ですが、実物はそれはもう、息を呑むような美しさでした。
靖国神社では毎年花見をしていますが、こういう光景は初めてです。桜の散りどきと強風と折からの雨による偶然の造形とでもいうべきでしょうか。今年はここと千鳥ヶ淵緑道で桜見物ができなかった私には、何よりの御馳走となりました。
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花見ができなかった理由は、宿痾の併発症のようなものが出て入院する破目になったからです。数日で退院の筈が、途中で容態が悪化して1週間くらいに延びてしまいました。一時は結構アブナかったそうなのですが、当人は意識がありませんからICUとかに入れられてもわかりません。黄菊ならぬ御家人が危うく「心電図ピー状態」になるところでした。
……てな訳で、今回は文字通り死線を越えての生存報告であります。いまはもう普通の生活に戻っていて何の支障もありません。
臨死体験とかまるでなかったのでガカーリしています。もっとも私は善人善女でないどころか、寺やら仏やらを糞のようにしか思わぬ不心得者ですから、天機を与えられなかったのかも知れません。
ちなみに、寺や仏が糞ってことは神社か、神道か、というとそうでもありません。靖国神社は特別な場所ですから別格とすれば、神社にも大して有難味を感じません。ただ私は原始人ですから、神奈備の山とか磐座とかに出会うともうゾクゾクしてしまうタチです(笑)。
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閑話休題。かなり緩和されていた医師からの体力・気力・集中力に関する制約が今回の入院で再び厳しくなってしまいました。残り時間も多少短くなったようなので、身辺整理その他を優先させる必要も出てきました。
とりあえず、今度の土曜日に「外国人地方参政権絶対阻止!」みたいなデモが行われるようなのですが、これはスルーして明日から一週間近く故郷の茨城県日立市へと行って参ります。デモは陣太鼓ドンドコな人たちに任せて、私はいま目に焼き付けておかなければならないものを、しっかりと胸に刻んでくるつもりです。
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そしてしっかりと胸に刻まれますよう。
どうぞご自愛くださいませ。
決して無理はなさらない様に。
ごゆっくりなさってくださいませ。
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