世間的には日曜日で大型連休最終日らしいので、こちらも思いっきり楽させてもらいます。
実はいま中国も5月1日(メーデー)からのゴールデンウィーク。やはり今日(5月6日)が最終日だと思いますが、この一週間は中国発の記事が少ないので日課の記事漁りという負担が非常に軽減されました。
おかげで普段はあまり巡回しない(というか時間的・体力的に巡回できない)ニュースサイトでのんびりすることができました。もちろん反体制系サイトです(笑)。
で、農民暴動や都市暴動といった官民衝突が起こるたびに現地のレポートや現場写真がタレ込まれるので非常に重宝している「博訊網」にアクセスしてマターリしていたのですが、そこでひとつ気になる記事を発見。
●中国潜水艦、日本領海外18km海域を国旗掲げて「示威航行」(博訊網 2007/05/04)
http://www.peacehall.com/news/gb/army/2007/05/200705041927.shtml
2機のP3Cが日本の南部である九州と種子島の間の大隅海峡で中国潜水艦を発見した。具体的な位置は九州南端の佐多岬の東方約40km。日本の領海からわずか18kmしか離れていない公海上だ。P3C搭乗員の目視及び写真撮影によると、この潜水艦は中国海軍の「明級」。この潜水艦は堂々と浮上状態で大隅海峡を西へと航行しており、艦橋には中国の国旗である五星紅旗が掲げられているのがはっきりとみてとれる。(画像あり)
これ、日本のマスコミが報じているかどうか確認できなかったのですが、こういうことってきっと日常茶飯事なんでしょうね。
哨戒任務に従事する自衛隊や海上保安庁の方々には頭が下がります。大変なお仕事でしょうけど、日本の護りは皆さんの双肩にかかっているのです。いつも応援していますので頑張って下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
私も何かお手伝いしたいのですが、あいにく身体が身体なのでアパムほども働けません。orz
このブログの趣旨もチナヲチ(素人の中国観察)であって反中共ではありませんし。……あ、でもコソーリ活動の方は多少の情宣になっているかも?いやーなっていないでしょうねー(笑)。
| Trackback ( 0 )
|
|
彼らだって海自の対戦能力を知っていますから、探査音で凹殴りなんてやでしょう。
>>浮上航行
潜水艦が浮上して国旗を掲げて航行するのは、
無害航行の意思と看做されます。問題は航行して
いる領域が領海であるか否か、と言うだけですが、
その辺がどうなのかは記事だけでは判断出来ませ
ん。
ですから、領海外で既に浮上していたのなら仁義を通したというか、国際慣習を尊重したといえるでしょう。中国の艦船で問題にされるのは日本の経済水域内でエンジンを止め漂流する海洋調査船ですね。
事前通告の約束を守らず、阿漕というかなんというか。
これ、潜水艦の行動自体には上で皆さんが言うように問題ないかも知れませんが、中国のソースが何故これをわざわざ「示威行動」と解説するのかの方が問題ありだったりして、つまり、水上艦艇と同じく、ここいらはうちの海じゃ!という行動を日本に対してとっているぞと内向け?宣伝?
または、日本の反応を釣り出す一連の情報活動??
軍事的には潜るのが商売の潜水艦が自国領内または友好国訪問(公式にスケジュールされている訓練航海とか)等で外国の領海に入るわけでもないのに浮上航行している方が何らかの意図が含まれていると捉える方がいいかも。。。
本当に戦争になったら中国の潜水艦隊がいかほどの力を発揮するのかあるいみ見物だと普段から考えています。
いや、中国人の気質と潜水艦というのがどうも一致しないのです。
ここら辺も御家人さんはどう考えておいででしょうか?
原文では領海外18kmでこれをやることが一種の示威行為、として讃えているようなニュアンスを感じました。たしかに18,000mという間合いは、旧日本海軍でも重巡なら砲戦を始めていておかしくないショートレンジです。要するに白線を踏むか踏まないかというギリギリの間合いですね。このあたりはdongzeさん御指摘のように、内向きの宣伝、という意味合いを私も感じました。
それから後でふと思ったのですが、この写真は航空機から撮影したものではありませんね。アングルからすると巡視船などのような艦艇から撮影したもののように思えます。中国側に僚艦がいて、そこから撮影したものでないとすれば、海上保安庁なり海上自衛隊なり(潜水艦相手だとどちらの管轄になるか私にはわかりませんが)の艦艇が対潜哨戒機P3Cからの通報で出動し張り付いたのではないかと思います。
それにしても反体制系の「博訊網」でもこういう記事が出る、ということを改めて痛感させられました。反体制であっても基本的に反日で、尖閣諸島は中国のもの、台湾独立などもってのほか、というスタンスですね。香港の新聞でも台湾独立に好意的な記事は絶対に出ません。香港人の7割以上が「台湾は中国のもの」と考えていることもありますが、編集部の自主規制もあります。分野にもよりますが、言論の自由はかなり制限されるようになった(自主規制を含めて)というのが最近の感想です。
>>椿さん
中国人の気質と潜水艦という兵器の相性については、私はちょっとわかりません。ただ同じ中国人でも世代差が影響するかもしれない、ということはいえるかと思います。
先日「雑談」した際にちょっとふれましたが、「80後」要するに1980年以降に生まれた世代というのは、人民解放軍でもちょっと扱いに困っている面があるようです。一人っ子世代で甘やかされていますし物質的にも恵まれているので、軍人としては線が細いということになるのでしょう。これは『中国青年報』『解放軍報』などの記事で指摘されていたので実例がたくさんあるのだと思います。
例えば潜水艦ですと、先年日本領海を侵犯した中国原潜のように、対潜哨戒機や水上艦艇から徹底的に追いかけ回されることになります。緊張した空気の中で外が見えない潜航状態を数十時間も強いられ、おまけにコーンコーンと間断なく続く探知音。いかに訓練を受けているとはいえ、娑婆とはあまりに違う環境に、精神的におかしくなる「80後」の若い兵隊が出てきても不思議ではないように思います。
それからこれは素人考えですけど、新型観や新型戦闘機などを中国は大々的にひけらかしたりするのですが、乗員がそれらを手の内に入れて実戦で十分力を発揮させることができるようになるまでには相当時間がかかるのではないかと思います。私たちがPCを新機種に乗り換えただけでも、なじむまでには結構手間がかかりますよね。むろんこれは自衛隊や米軍でも同じことでしょうけど。
F-16に匹敵する?とかいう鳴り物入りで登場した殲10型戦闘機でしたか、ちょっと前に中国国内でそのテストパイロットがもてはやされていたことを考えると、数が揃って部隊に配備されて、搭乗員が慣熟して稼働率もOKとなり、それを安心して第一線に進出させることができるようになるのは当分先のように思います。
それにしても先日の「2+2」の共通戦略目標で日本とNATOの関係強化が織り込まれていましたが、時代は変わったなあと実感した次第です。
そうそう今朝の毎日でも李登輝訪日を計画との記事が載っていました。
台湾 李前総統が月内訪日を計画
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/taiwan/news/20070508ddm007030047000c.html
桜の時期は過ぎましたが、実現すると良いですね
NYTが中国産と報道していますが、日本では全く報道されていません。
産経新聞の記者さんのブログに詳報されてます。
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/167366
その時の写真では、船体に赤錆がういていて、あまり整備が行き届いているようには見えませんでしたね。
今回の記事を見ると、大隈海峡から40kmで、領海から18kmはなれていたということですから、これはFEZ(経済専管水域)という海域になるでしょうね。
これは公海ではあるものの、漁業や海底資源の採掘などについて、所属する国の権利を主張できる海域の事です。
当該の明級潜水艦はディーゼル航行+潜水中は電池で駆動ですから、浮上航行していること自体は不思議ではないのですが、もう一つ考えられる理由として『機関が故障していて、潜航できない状態だった』ということが考えられます。
中国の潜水艦って、こういうこと多いんですよ。
ちなみに、“明”級、“漢”級、“夏”級っていう呼び方は、旧ソ連の潜水艦を“オスカー”級、“ロメオ”級、“ウィスキー”級と呼んだのと同じように、NATO軍が勝手につけたコードネームで、中国の古代帝国の名前を順番につけています。
【香港=吉田健一】8日付の香港紙・明報によると、中国広東省スワトー市郊外の複数の村で1日からの大型連休中、土地開発をめぐる汚職に抗議する住民が村幹部らを襲撃する事件が相次いだ。
日本の新聞社にも情報が流れてくるところを見ると、派手な花火なのでしょうか(ワクテカ)。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070508id23.htm
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。