ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

QRコードで認知症高齢者の身元確認 加西で開始

2016年07月15日 02時27分55秒 | 障害者の自立

 兵庫県加西市は、認知症の高齢者や障害者らが行方不明になった際、関係機関や協力事業所などが連携していち早く発見できるようにする「SOSネットワーク事業」に取り組み始めた。個人情報を登録した対象者にQRコード入りのシールを配布し、発見者がコードを読み取ると、市の担当課などの連絡先が表示される仕組み。(河尻 悟)

 市の調べでは3月末時点で、65歳以上の市民約1万3770人のうち約11%の約1500人に認知症の症状がある。2014年度は市内で4人が行方不明になり、2人は無事保護されたが、2人は遺体で見つかった。15年度は5人中1人が今も行方不明だという。

 同事業では、家族の希望により、事前に本人の身長や体格、顔の形など身体的特徴と連絡先、写真などを登録する。情報は市と加西署で保管する。行方不明者が出た場合、対象者の個人情報を加西消防署、老人クラブ連合会、金融機関などの協力事業所や市医師会など医療機関にメールなどで送信し共有する。

 事前登録は、高齢者が市長寿介護課、障害者は市地域福祉課でそれぞれ受け付ける。顔や全身の様子が分かる対象者の写真と印鑑を持参する。

 QRコード入りシールは家族らに10枚を無料配布。熱接着式で、アイロンやドライヤーを使って衣服や靴、つえなどに貼り付ける。

 市は「地域全体で見守る体制を築き、早期の発見や保護につなげたい」としている。協力事業所も募っている。市長寿介護課TEL0790・42・8728

      

高齢者などに配られるQRコードの付いたシール=加西市役所

時計2016/7/14  神戸新聞NEXT


最新の画像もっと見る

コメントを投稿