ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

郵便不正、厚労省元課長「私は無罪」…大阪地裁で初公判

2010年01月30日 00時59分13秒 | 障害者の自立
偽証明書の発行否認


初公判を終え記者会見する村木被告(27日、大阪司法記者クラブで) 郵便料金の障害者割引制度が悪用された事件に絡み、実体のない障害者団体に偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告(54)(起訴休職中)の初公判が27日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。村木被告は罪状認否で「私は無罪です。証明書発行には一切かかわっていません」と述べ、起訴事実を全面否認した。

 起訴状によると、村木被告は障害保健福祉部企画課長だった2004年6月、部下の元係長・上村勉(40)(起訴)、自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長・倉沢邦夫(74)(公判中)、元同会員・河野克史(69)(起訴)の各被告と共謀。同会に実体がないことを知りながら、偽の障害者団体証明書を発行した、とされる。

 検察側は冒頭陳述で、村木被告の上司が、倉沢被告に頼まれた民主党の石井一・衆院議員(現参院議員)から証明書発行の要請を受けたとしたうえで、「上司の指示で協力を了承し、上村被告に偽の証明書を発行させ、倉沢被告に証明書を手渡した」と主張。同会はこの証明書で郵便料金割引制度の適用を受け、企業のダイレクトメールを不正に大量発送したという。

 これに対し、弁護側は「検察官は、『独断で証明書を捏造(ねつぞう)した』と供述していた上村被告に再逮捕をちらつかせるなどし、(村木被告の指示だったとする)うその調書に署名させた」と捜査を批判。上村被告が自らの公判前整理手続きで、「自分の単独犯行で、証明書は河野被告に渡した」と説明していることを明らかにした。

 今後の公判では、上村、倉沢両被告や石井議員、当時の上司、部下ら計11人の証人尋問が予定されている。

     ◇

 村木被告はこの日、罪状認否で「公務員の仕事に誇りを持ってきた。有力国会議員の頼みであっても法に反することを引き受けることはない」と述べた。閉廷後の記者会見では、検察側の冒頭陳述について、「不自然で理解できない。なぜ私がそんなことをする必要があるのか、と思いながら聞いた」とし、「真実は強いと信じたい」と話した。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿