ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

有森裕子さん 知的障害者のスポーツを広める五輪メダリスト

2018年09月23日 13時37分56秒 | 障害者の自立

 知的障害者によるスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)」が22日、愛知県で始まる。4年ごとの夏季全国大会だ。主催団体で、アスリート出身初の理事長に就いて10年になった。

 出会いは大会のサポート役を頼まれた2002年。「わざわざ機会をつくる組織がないと、スポーツをやらせてもらえないのか」。そう驚き、五輪マラソンで銀と銅の2大会連続メダリストになった自分が役に立つならと快諾した。

 求められた役割は活動の主眼を「福祉」から「スポーツ」に変えること。当時は参加することの意義ばかりが強調され、国際大会で獲得したメダル数も公表していなかった。がんばって出した成果は、きちんとたたえるべきでは――。内部からは反発も出たが、アスリートとして感じた疑問をぶつけ続けた。

 いま力を入れているのは、知的障害がある人とない人が一緒に参加する「ユニファイドスポーツ」だ。サッカーやバスケットボールなど、これまでに13競技で実現した。競技関係者を増やせば、人材育成につながると期待する。

 SOという名前の意味について持論がある。「『スペシャル』なのは彼らではなくて、彼らを通してたくさんのことに気づける経験です」。この組織がなくても、誰もが当たり前に社会に溶け込み、スポーツに触れられる未来を思い描く。

Sep 22, 2018         NewsPicks

最新の画像もっと見る

コメントを投稿