障害者への性暴力問題を考えるシンポジウムで、発言するNPO法人「しあわせなみだ」の中野宏美理事長=12日午後、鹿児島市
障害者への性暴力問題に取り組むNPO法人「しあわせなみだ」(東京)主催のシンポジウムが12日、鹿児島市で開かれ、被害が表に出にくい実態を関係者が指摘し「障害者が抱えるリスクを知ってほしい」と訴えた。
同法人は、性暴力撲滅を目指し2011年に発足。全国キャンペーンとして本年度中に10都府県でシンポを開催することになり、鹿児島で第1弾が企画された。
同法人によると、障害者の被害は供述にあいまいな部分があるなどして、立件に至らないケースがある。中野宏美・同法人理事長は「国は実態を把握するとともに、(立件しやすくなるよう)刑法の見直しをしてほしい」と指摘した。
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