ゴエモンのつぶやき

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神埼の障害者施設で収穫祭、みんなで育てた野菜味わう/佐賀

2008年08月30日 00時58分39秒 | 障害者の自立
 神埼市脊振町の知的障害者更生施設「脊振学園」の入所者が、園内の畑で地元の園児や住民と一緒に育てた夏野菜を収穫、28日に園児らも加わってこの野菜でカレーライスなどを作り、みんなで味わった。(遠藤信葉)

 野菜の栽培は、県社会福祉協議会が2004年から取り組んでいる「しあわせ体感!福祉のまちづくり」推進プロジェクトの一環。この日のカレー作りは「夏の収穫祭」と題した初の試みで、52人の入所者のうち20人と、せふり保育園の園児、高齢者生活福祉センター「そよかぜ荘」のデイサービス利用者ら計約130人が参加した。

 会場となった町内の宿泊施設に集まった参加者たちは、ナスやピーマン、トウガンなどを町婦人会会員の指導で刻んでいため、屋外で火をおこして釜でご飯を炊いた。入所者たちは園児に「おいしい?」と尋ねたりしながら、出来上がったカレーとトウガンの煮物を味わっていた。

 せふり保育園年中組の伊藤花怜(かれん)ちゃん(5)は「みんなとお話ししたり、野菜を切ったりするのは楽しかった。カレーもおいしかった」、入所者の男性(52)も「楽しかった。地域の人や子どもたちと、もっと話がしたい」と笑顔を見せた。

 城島訓浩(くにひろ)施設長は「これまで、入所者と地域の人たちとの交流はあまりなかったが、野菜作りや収穫祭を通して、互いに理解を深めることが必要だと分かった」と話していた。

 脊振学園は10月28日に、芋掘りを楽しむ「秋の収穫祭」を予定している。11月29日には、福岡県の知的障害者のプロ音楽集団「JOY倶楽部」のコンサートを開き、地域との交流を深める。


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