ゴエモンのつぶやき

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「心」が写した 東御で視覚障害者の作品展

2011年11月21日 01時15分30秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が撮った写真作品を展示する「心眼――全国盲人写真展の受賞作品を中心に」が、19日から東御市の梅野記念絵画館で始まった。家族やボランティアらの助言などを支えに撮った、風景や人物、花や動物などの作品112点を展示。各作品には点字の説明のほか、視覚障害者の人たちがさわってみることの出来る立体コピー写真も展示されている。


 全国盲人写真展は、日本文化協会が毎年主催し、これまでに26回の開催実績を持つ。今年度、東日本大震災の影響で公募展が延期となったことから、過去の優秀作品などの借り出しが可能となり、実現した。


 作品には撮影状況を示すコメントも添えられている。戸の間から犬の顔がのぞく「なにしてるの~?」と題した作品には、「ペギー(犬の名前)のハウスのお掃除をしているのよ。隣の廊下で、待っててね、盲導犬」。「自立」と題した作品には、「手探りで育てたカンナ。この花にそっと触れるとき、自立を促す母の声が聞こえる」。


 写真展に向けて学芸員・佐藤聡史さんに手紙を寄せた出展者の67歳の男性は、「庭で草花育てもはじめた。花の一番の笑顔を指先で触り、心の目と五感で一枚の写真に描き、カメラに挑戦し、今日に至っている」「心に描いた被写体が、うまく一枚の写真として写し出されている瞬間、もう最高の感動です」と語っている。


 来年1月15日まで。入館料800円(高校生以上)。問い合わせは同絵画館(0268・61・6161)へ。




2011年11月20日 朝日新聞 -



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