「筆談ホステス」として知られ、4月の東京都北区議選でトップ当選した斉藤里恵氏(31)が26日、初めて区議会の臨時会に出席した。区議会は耳が不自由な斉藤区議の活動を助けるため、聴覚障害者向けのシステムを導入した。議会事務局によると、全国で初めての試みだという。
新しいシステムは、議会や委員会での発言を専用ソフトが文字に変換し、議会が貸与するタブレット端末に表示する。上下とも白のスーツで出席した斉藤区議は、議席に置かれた端末を熱心に見たり、隣の議員から筆談で説明を受けたりしていた。議長を選出する際には、演壇近くで立会人も務めた。
臨時会のため東京都北区議会に登庁した斉藤里恵区議=26日午前
2015年5月26日 東京新聞
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