ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「障害者=感動のストーリー」ではありません。 車いすの女性コメディアンのスピーチが刺さる

2015年03月12日 01時24分49秒 | 障害者の自立

コメディアンにしてジャーナリストであるステラ・ヤング。先天的な障害を持ち、車椅子で生活する彼女がTEDでスピーチした内容が、話題を集めている。

彼女が障害を考える上で、大切なことは3つあるという。それは「障害があるからと言って特別ではないこと」「他の人と同じように、身体を使いこなしていること」「障害を『感動ストーリー』として消費しないこと」

1.障害があるからと言って、特別ではない
ただ生きているだけで、何かを達成しているかのように扱うことは、逆に障害がある人のできることを低く見積もりすぎている。  
2.身体の限界と付き合うことは、他の人も同じ
もちろん障害があることは大変だけれど、努力して何かをできるようにしたり、身体の限界と付き合うという意味では他の人となんら変わらない。

3.障害は、あなたに感動を提供するモノではない
障害がある人は、何か感動的な話をする存在だと思われている。障害がない人を安心させるために、感動を提供する見せ物として利用されている。 

私はビクトリア州の小さな町で生まれた、ごくごく普通の子供でした。学校に行って、友達と遊んで、妹と喧嘩して。そんな感じで15歳になったある日、町の人が私を表彰したい、と両親に言ってきたのです。両親は言いました。

それは確かに素晴らしいですね。でもひとつ問題があります・・・うちの娘は、全く何もしていないのですが。

実際その通りでした。普通に過ごしていただけなのですから。

私はただ座って人気のドラマを見ているだけで、「何かを達成した」と思われないような世界を作りたいと思っています。

身体を使いこなさなくてはいけないのは、他の人も同じ

確かに障害があることは大変です。でも私はずっとこの身体で生きてきました。

よく、手がない女の子が筆を口に咥えて絵を描いているのを見て、感動する人がいます。

片足がない人が泳いで、 「悪い習慣こそが、人生の障害だ」。
足のない男の子がバスケットボールを車椅子で行って、 「言い訳は無用だ」。

というようなコマーシャルや、写真が良く出ています。

彼ら彼女たちは、特別なことをしているのではありません。ただ自分の身体をうまく使いこなそうとしているだけです。それは障害がない人だって同じはずです。

障害はあなたに感動を提供する見せ物ではない

以前大学で法律の授業を担当していたときに、こんなことを言う生徒がいました。

先生、感動する話はいつはじまるんですか?

彼は車椅子の人が出てくると、何か感動する話をするものだと思い込んでいたのです。これは彼が悪いのではありません。社会全体の問題です。

障害がある人を見て感動するのは、見せ物と同じです。ある人の快楽のために、他の人をモノとして扱うからです。

障害がある人を感動を提供して消費しない世界を、私は望みます。 

障害がある人、ない人、そして社会をどのように作るかについて、深く考えさせられるスピーチだ。他人を「見せ物」として消費してはいないか。もう一度胸に手を当てて考えてみよう。

2015年3月11日     TABI LABO



障害者用駐車場に許可証発行へ 県新事業

2015年03月12日 01時18分03秒 | 障害者の自立

 障害者が暮らしやすい社会を推進するため、県障害福祉課は新年度、障害者用駐車場の適正利用の促進など3つの新規事業に取り組む。駐車場は利用対象者に許可証を発行し、車いす利用者など必要な人が安心して駐車できる環境を整備する。

 障害者用駐車場は車いすマークが表示された駐車場で、多くが店や施設の入り口近くに設けられている。現状では、健常者が駐車していても駐車場管理者は利用対象者の車かどうかの判断が難しく、結果、誰でも駐車できるような状況になっている。

 新事業では、利用対象者に許可証を発行し、車に掲示してもらうことで、利用対象者かどうかを明確化。駐車場管理者は許可証のない車に指導しやすくなる。利用者や駐車場管理者への周知、許可証の発行・駐車場登録などの期間を経て、来年1月から運用開始する予定。平成27年度当初予算に約220万円を計上している。

 同様の取り組みは佐賀県が平成18年、全国に先駆けて「パーキングパーミット(身体障害者用駐車場利用証)制度」として始め、現在31の自治体が実施。近畿地方では和歌山県と奈良県が未実施で、奈良県も27年度中の運用開始を予定している。

 その他、「重症心身障害児者等在宅医療等連携体制整備」事業では、医療依存度が高い重症心身障害児者が安心して在宅で生活できるように、地域の連携体制を整備する。県内4カ所の「医療型障害児入所施設」に1人ずつ専任職員を配置し、地域の病院を含めたチームの連携を調整する他、スキルアップ研修会などを開いていく。約3180万円の予算を計上している。

 「早期退院・地域定着のための精神障害者支援体制整備」事業では、1年以上長期入院している精神障害者の早期退院などを支援するため、県内8圏域にある自立支援協議会の相談支援事業所に「地域移行促進員」を委託。促進員が長期入院患者に入院中から関わることで、退院意欲の喚起や、周囲の退院支援意欲を促進する体制整備などを行う。約1040万円の予算を計上している。

15年03月10日    わかやま新報オンラインニュース


東日本大震災4年 障害者に安心を 国際医療福祉大4年、千田風子さん

2015年03月12日 01時09分27秒 | 障害者の自立

 ◇千田風子(ちだふうこ)さん=栃木県大田原市

 兄(29)は生まれつき重度の心身障害者です。話すこともできず、食事も排せつも入浴も介助が必要です。周囲からの冷たい視線に、つらい思いをしたこともありますが、兄のおかげで「福祉」は小さい頃から身近な存在でした。

 震災のあった春、古里の岩手県奥州市を離れ、ボランティア活動が盛んな国際医療福祉大(大田原市)に進学。同じ被災県出身者として毎月のように福島県の仮設住宅に通うようになりました。

 そんな中、ある疑問が湧きました。「もし兄のように自力で避難できない障害者が一人でいる時に津波警報が出たらどうするのだろう」。卒業に向け、震災時の重症心身障害児者への支援と今後の対策を研究テーマに掲げました。たどり着いたのは、地域の人の協力が重要だということ。

 4月から古里の社会福祉協議会で働きます。兄がお世話になっているところでもあります。

 多くの方に福祉を身近に感じてもらいたいですし、私自身も、地域の方にとって身近な存在でありたい。障害のある人や要介護高齢者が、安心して暮らせる地域作りに貢献していきたいです。

千田風子さん

毎日新聞 2015年03月11日 東京朝刊


英明高にエコボール贈呈/坂出の障害者就労支援施設

2015年03月12日 01時01分08秒 | 障害者の自立

 高校球児の激しい練習で傷んだ硬式ボールを修繕するエコボール事業に取り組む社会福祉法人「楽笑福祉会」(香川県坂出市)は10日、市内の番の州球場を訪れ、センバツに向けて練習に励む英明高ナインに修繕したボール50個を贈った。

 ボールは、同会が運営する障害者就労支援施設の利用者が一球一球丁寧に汚れを落とし、革を糸で手縫いして直したもの。同会は同校から修理を依頼されていることもあって、同校の甲子園出場を機に、ボールをプレゼントすることにした。

 この日、施設利用者ら10人が球場を訪れ、エコボールと合わせ、「必勝」の文字をあしらった千羽鶴を渡し、「一針一針、思いを込めて修理しました。ぜひ甲子園で活躍して」とエールを送った。

 冨田勝貴主将は「修理してくれて、ありがとうございます。甲子園ではまず1勝を目指したい」と力強く応えた。

2015/03/11    四国新聞


福祉避難所に指定 障害者用の設備充実−−新宮 /和歌山

2015年03月12日 00時57分50秒 | 障害者の自立

 新宮市は同市蜂伏の県立みくまの支援学校を、災害時に障害者や家族が避難できる福祉避難所に指定した。県福祉保健総務課によると、県内で指定されている福祉避難所は176カ所(昨年10月1日現在)で高齢者施設が多く、特別支援学校が指定されるのは初めて。

  福祉避難所は、災害時に配慮が必要な高齢者や障害者、妊産婦らのため市町村が指定する。厚生労働省が2008年にガイドラインを作成し、原則としてバリアフリー化されていることや要援護者の避難スペースが確保されていることなどを指定要件にしている。

 みくまの支援学校は、バリアフリー化されており、手すりや障害者用トイレなどが整っている。同校は、東日本大震災で障害者と家族らが避難所で苦労したことを知り、取り組みを検討してきた。

 榎本幸夫校長は「指定されている他県の支援学校とも連携して取り組みを進め、地域に福祉避難所が増えることを願っている」と話している。

毎日新聞 2015年03月10日 地方版