ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者施設からヒット商品 地道な努力、市場が評価

2014年08月08日 02時19分45秒 | 障害者の自立
 東近江市の障害者支援施設あゆみ作業所が開発したスイーツ「湖のくに生チーズケーキ」が昨年末、世界に通用する土産を全国から発掘する観光庁の「究極のお土産」に選ばれた。各地の一般企業が応募した商品と同じ土俵に堂々と並び、審査員から味やアイデアを高く評価された。湖国では近年、障害者の働く事業所から高い市場競争力を持ったヒット商品が次々生まれている。

 ほのかな日本酒の香りが特徴のチーズケーキは、県内の酒蔵会社6社の協力で誕生。各社の酒かすをクリームチーズと一緒に熟成させ、蔵元ごとの微妙な風味の違いを楽しめる。2012年、各地の障害者支援施設が手作り菓子を持ち寄る大会「スウィーツ甲子園」(兵庫県主催)でも準優勝。今では、全国から注文が相次ぐ人気ぶりという。

 実は、同大会では滋賀県勢が上位の常連になっている。12年春は、黒ゴマを生地に練り込んだバームクーヘン「忍者バウム」(甲賀市・甲賀福祉作業所)、13年は、近江特産の丁字麩(ちょうじふ)を焼き菓子に仕上げた「丁子麩ラスク」(東近江市・RASHIKU)がグランプリを受賞。大会運営を担うNPO法人、兵庫セルプセンターの担当者は「どれも地域性をうまく商品に反映している」と話す。

 実際、いずれもターゲットにする客層やストーリー性など細部にこだわり、取材をして何度も感心させられた。チーズケーキの場合、カップにおちょこを使うなどデザインを練り、数度のリニューアルを重ねている。「人気商品を狙って生み出す」という視点は、従来の障害者支援施設の製品にはあまり見られなかったのではないだろうか。あゆみ作業所職員の大野眞知子さん(62)は「利用者の工賃向上につなげるため、良い商品を、との思いが強かった」。

 作業所で働く障害者の工賃は、県内の就労継続支援B型事業所で平均月額約1万7千円。厳しい状況を改善しようと、近年、NPO法人「県社会就労事業振興センター」(草津市)が、ものづくりを目指す事業所にビジネスノウハウを伝授して商品開発を支援してきた。マーケティングに精通したスタッフが研修会で、福祉のプロである事業所の職員に商品デザインやPR方法を指導。全国的にも珍しい一般企業とのビジネスマッチングフェアも2008年から毎年続けている。職員は製品の強み、弱みを細かく分析し、プレゼンの技術を高めてきたという。

 市場で人気の商品が生まれると、直接的な工賃への還元だけでなく、利用者が地域参加する機会が増え、働く意欲向上やスキルアップにもつながる。地道な取り組みでヒット商品を生む下地は整いつつあり、今後も「障害者支援事業所発」の商品をサービスエリアや道の駅で目にする機会は増えるだろう。注目を続けたい。


濃厚な味に加え、おちょこをカップにするなどデザインも工夫を凝らした「湖のくに生チーズケーキ」

[京都新聞 2014年8月06日掲載]

障害者就職面接会:労働局、9〜10月 県内5カ所で /茨城

2014年08月08日 02時15分25秒 | 障害者の自立
 障害者の就労機会を増やそうと、茨城労働局などは9〜10月、県内5カ所で「障害者就職面接会」を開催する。2013年度は参加者計1483人のうち216人の採用につながっており、同労働局は参加を呼び掛けている。

 同労働局によると、県内ハローワークを通じた障害者の就職数は13年度、前年度比126人増の1526人。企業側の関心も高まっており、面接会では各会場で数十社が参加する予定。問い合わせは労働局職業対策課(029・224・6219)。

 各会場の場所と日程は次の通り(時間はいずれも午後1時〜同3時半)。

 鹿嶋 9月24日、神栖市の鹿島セントラルホテル▽水戸 同25日、水戸市のホテルレイクビュー水戸▽筑西 同26日、結城市の市民情報センター▽土浦 同30日、つくば市のホテルグランド東雲▽日立 10月6日、日立市の国民宿舎鵜の岬

毎日新聞 2014年08月07日 地方版

障害者の自治体採用に壁 介助なし・自力通勤

2014年08月08日 02時04分29秒 | 障害者の自立
 市民団体「障害者欠格条項をなくす会」は6日までに、障害者対象の採用試験を実施している自治体の多くが「介助なしで職務遂行できる」「自力で通勤できる」などの条件を受験資格にしているとの調査結果をまとめた。同会は、これらの条件が理由で障害者が受験できないとして国や自治体に改善を求めている。

 調査は、2013年度に108の都道府県、政令市、中核市が行った計207の採用試験が対象。介助を必要としないことを受験資格とされた試験が89%に上り、自力通勤が求められた試験も71%あった。受験資格以外でも、点字による試験は44%と低水準にとどまった。

 同会の臼井久実子事務局長は「受験資格の制限は公平性を欠くだけでなく、障害者の意欲と可能性を失わせている。今回の調査結果を、共生社会への取り組みに生かしてほしい」と訴えている。

 報告書は同会のホームページに掲載。アドレスは、http://www.dpi‐japan.org/friend/restrict/shiryo/tihousiken2014.pdf

(共同通信)2014年8月7日 13:01

バス停、視覚障害者に配慮を 東北行政評価局

2014年08月08日 02時01分05秒 | 障害者の自立
 東北管区行政評価局は6日、視覚障害者が利用しやすいバス停への改善が必要だとして、東北運輸局と東北地方整備局にバス事業者への指導や必要な設備対策を求めるあっせんを出したと発表した。

 評価局は視覚障害者団体から「乗り降りしにくいバス停が多い」との相談を受け、昨年10月からことし1月にかけて仙台市中心部のバス停を調査した。
 それによると、約7割の路線バスが乗降口を点字ブロックに合わせて停車していなかった。点字ブロックそのものが未設置だったり、視覚障害者向けの音声案内装置が作動していなかったりするバス停も見つかった。
 評価局は今月1日、運輸局に対し、適切な位置への停車を徹底するよう事業者を指導する必要があると指摘。整備局には、視覚障害者により配慮した点字ブロックの整備などを求めた。
 羽鳥英雄首席行政相談官は「利用者の意見を踏まえ、改善に取り組んでほしい」と話した。

2014年08月07日木曜日 河北新報

8月9日(土)、北九州市「障がい者就職相談会」を開催

2014年08月08日 01時54分21秒 | 障害者の自立
障がい者の就職と職場定着を地域ぐるみで支援
LITALICOと北九州市障害者基幹相談支援センターが協力

 「障害のない社会をつくる」のビジョンの下、障がい者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、旧社名:株式会社ウイングル)は8月9日(土)、福岡県北九州市のウェルとばたにて、障がいのある方やそのご家族、北九州市内の福祉事業関係者に向けた「障がい者就職相談会」を実施いたします。

 LITALICOは、2005年12月の設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全国最多となる全国44拠点(2014年8月時点)で、障がい者のための就労支援事業所「ウイングル」を展開しています。就労支援事業所とは、障害者総合支援法において定められた福祉サービス事業のひとつです。一般企業等への就労を目指す障がいのある方に対し、就労に必要な知識や能力の向上を図る訓練のほか、履歴書作成や面接など、就職活動対策をおこないます。LITALICOが運営する就労支援事業所「ウイングル」では、就職までの支援だけでなく、職場定着支援まで一貫したサービスを提供しています。

 8月9日(土)にウェルとばたで行う「障がい者就職相談会」は、北九州地域における障がい者の就労について、包括的な支援を実現するため、LITALICOが北九州市内の支援機関とともに実施する相談会です。当日は、北九州市から「障害者相談支援事業」を委託され、就職相談の第1次的な窓口となっている北九州市障害者基幹相談支援センターの石丸美穂氏が登壇し、相談支援センターの役割や就労移行支援事業所の活用法などについて講演を行います。また、就労支援事業所「ウイングル」の北九州センターから、就労支援員の細野達彦が登壇し、サービス内容や就職実績についてご紹介をさせていただきます。その後、参加者の皆様から、就職後の生活や働き方等に関する個別相談を受け付けます。

 障害者雇用促進法の改正において、2018年度より精神障害者も雇用義務化に向けて段階的に進められる流れから、精神障害者の雇用が益々進められることが期待されています。また、継続性に課題が出やすい精神障害のある方の支援には、地域との連携が必須であり、精神障害者における雇用継続に向けて、今まで以上に地域における連携の質が問われることとなります。また、就職後の定着支援においても、地域ぐるみで利用者の方を支える仕組みが必要とされています。LITALICOは、この相談会を地域が連携して障がい者の就職を支えていく環境づくりのきっかけとし、障がい者雇用の拡大及び理解促進に貢献して参ります。

<「障がい者就職相談会」概要>
■日時:2014年8月9日(土) 12:30~14:30
■会場:ウェルとばた8階 82会議室
  (北九州市戸畑区汐井町1番6号)
■講師:石丸 美穂 氏 (北九州市障害者基幹相談支援センター 主査)
    細野 達彦(株式会社LITALICO 就労支援事業所「ウイングル」 就労支援員)
■対象:障がいのある方、そのご家族、福祉事業関係者
■お問い合わせ・申し込み方法
    必要事項((1)参加者名、(2)ご連絡先)を添えて、下記までご連絡ください。
         TEL:093-873-7488 FAX:093-873-7487(担当:緒方豪太)
         URL:http://www.wingle.jp/office/kyushu_okinawa/kitakyushu/

<プログラム>
■第一部 13:00~ 講演(1)(北九州市障害者基幹相談支援センター 石丸美穂氏より)
            障害者基幹相談支援センター・就労移行支援所の役割と活用法 /社会資源とは
            総合支援コーディネーター等の役割について

■第二部 13:30~ 講演(2)(ウイングル北九州センター 細野達彦より)
            就労支援事業所「ウイングル」サービス内容のご紹介
            就職実績のご紹介

■第三部 13:40~14:30 個別相談会

<講師>
 石丸 美穂 (北九州市障害者基幹相談支援センター 主査)
 細野 達彦 (株式会社LITALICO 就労支援事業所「ウイングル」 就労支援員)

【ご参考:障害福祉サービスについて】
障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスは大きく分類すると生活支援・就労支援に分かれます。そのうち就労支援は、就労継続支援A・B型(福祉作業所)と就労移行支援に分かれます。就労移行支援は平成18年の自立支援法改正による新サービスで、一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うとされています。また、障害福祉サービスは、自治体の障害福祉課等で発行される福祉サービス受給者証によりサービス利用が可能となり、医師の診断等があれば障害者手帳がなくとも利用できるケースがあります。

【LITALICOについて】
LITALICO(旧社名:株式会社ウイングル)は、2005年12月設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全国最多となる全国44拠点(2014年7月時点)で事業所を展開しています。企業向けの障がい者雇用支援から始まった事業は、現在では障がい者向け職業訓練事業、そして障がい者の家族向け事業や教育事業など、その領域を広げています。学習教室「Leaf」を首都圏30箇所(2014年7月時点)で開校しているほか、2014年4月に、IT・ものづくり教室「Qremo」を東京・渋谷にオープンしました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
株式会社LITALICO
三谷・井上
TEL:03-5704-7355

関連リンク
【8月・北九州センター主催】障害者就職相談会~「生活」から「働く」まで一人ひとりと向き合います~
http://www.wingle.jp/seminar/?p=4907

SankeiBiz 2014.8.6 15:10