ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

難病カルテ:患者たちのいま/37 ウィルソン病 /佐賀

2012年04月09日 01時17分18秒 | 障害者の自立
 ◇「自立した生活目標」 5年ぶり本格就労に充実感

 小城市三日月町のスーパーマーケット「マックスバリュ」で、商品を一つ一つ丁寧に陳列する。少し足を引きずりながら、1日4〜5時間の勤務をこなす。「ウィルソン病」の男性(34)=佐賀市=は、約5年ぶりの本格的な就労に、充実感を味わいながら汗を流している。

� 昨年11月にハローワークの障害者向け求人枠で見つけてから「経験もあるし、スーパーの仕事に就きたい」と希望を出してきた。ただ当時、足のしびれなどがあったため、担当職員から「体を慣らしてから話を進めた方がいい」と促され

 通っていた作業所で「自主トレーニング」を課した。採用条件に合わせ、休憩を挟みながら1日3〜4時間、普段は座って行う車の部品製作や梱包(こんぽう)作業を立ちながらこなした。

 約1カ月後、障害者職業センターの職員らと面接へ。2週間の研修を行うという条件の下、その日に採用が決まった。

毎日新聞 2012年04月08日 地方版

子ども感動 福山競馬で乗馬

2012年04月09日 01時12分40秒 | 障害者の自立
 福山市千代田町の福山競馬場で7日、市内の小学生や障害者施設の子どもを招いた乗馬体験があった。乗馬を通じた療育などに取り組む神辺町のNPO法人「セラピー乗馬の会」が初めて企画。約60人が参加した。

 福山競馬の騎手や厩務(きゅうむ)員たちが手綱を引く2頭に乗り、レース前の下見場パドックを約75メートルゆっくりと回った。ニンジンを食べさせる体験もあり、子どもたちは間近で見る馬の迫力に驚きの声を上げた。

 瀬戸小6年近藤翔太君(11)は「フワフワした乗り心地で楽しかった。また乗りたい」と喜んだ。


【写真説明】騎手(左端)たちのサポートを受けて乗馬を楽しむ子ども

中国新聞 - '12/4/8

個人情報:78人分、町田市委託団体がメモリー紛失 /東京

2012年04月09日 01時10分04秒 | 障害者の自立
 町田市は7日、同市が精神障害者への地域生活支援活動を委託している「まちだ地域生活支援センターコラボ」(NPO法人「さるびあ会」など民間団体が運営)の職員が、利用者の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。5日朝に紛失に気づいた。メモリーには、精神障害者など利用者の個人情報78人分が含まれていた。内訳は、氏名のみが69人、氏名と病名が6人、氏名、住所、生年月日、病名が3人。

 同コラボでは6日に関係者に連絡、謝罪するとともに、町田署に紛失届を提出した。市とコラボでは、再発防止のため、事務の見直しを行うという。

毎日新聞 2012年04月08日 地方版〔都内版〕

水俣病被害者団体を訪問 環境副大臣、課題話し合う

2012年04月09日 01時08分56秒 | 障害者の自立
 横光克彦・環境副大臣が7日、水俣市と天草市、鹿児島県出水市の水俣病被害者7団体を訪問した。水俣病被害者救済法に基づく救済措置の申請を7月末に締め切るに当たり、政府の申請呼びかけのあり方や救済の課題について話し合った。

 水俣病出水の会(鹿児島県出水市)との面会は5月に開所予定の「障害者支援センターぬくもり園」で行われた。同会会長で、園を運営する社会福祉法人の理事長を兼ねる尾上利夫会長が「水俣病の胎児性患者のための鹿児島県で初めての施設です」と語りかけながら、入浴設備などを案内。横光副大臣は「立派な施設だ。救済が終わっても水俣病問題が終わるわけではないですからね」と応じていた。

 また、水俣病不知火患者会(水俣市)との面会は非公開で行われた。同会によると、救済を申請していない被害者が多数存在することから締め切りを延長すべき、という意見を伝えたという。

 横光副大臣は8日も、別の4団体の代表者らや宮本勝彬水俣市長と面会する。

(2012年4月8日 読売新聞)

ホーム転落 ICタグで防ぐ 靴の中に入れ、端歩くと警報

2012年04月09日 01時02分12秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が駅のホームから転落する事故が相次ぐ中、東京都渋谷区の通信システム会社「エル・エス・アイ ジャパン」が、靴の中に入れる薄いカード状の集積回路(IC)タグを用いた転落防止システムの開発を進めている。ホーム上にアンテナを設置し、障害者が線路寄りを歩くと音で危険を知らせる仕組み。ホームドアより工事費が安く、実用化されれば普及する可能性がある。

 同社は二〇一〇年度に、NPO法人「ことばの道案内」(北区)と共同で、国と都の支援を受け、新宿区でICタグを使った視覚障害者用の道案内システムの実証実験を実施。ホームからの転落防止には、このシステムを応用する。

 ホーム上の点字ブロックより線路側にアンテナを設置し、視覚障害者が線路側に踏み出すと、靴の中敷きの下などに入れたICタグをアンテナが読み取り、障害者が携帯する端末に信号を送って警報を鳴らす。

 国は一日当たり十万人以上が利用する駅にホームドアなどを整備するよう鉄道事業者に求めているが、既にホームドアを設置したJR山手線の恵比寿、目黒両駅で計約三十億円かかるなど、工事費の高さがネックになっている。NPO法人が鉄道会社から「もっと安価な方法はないか」と相談を受けていた。

 ICタグを使ったシステムなら、4ドアで十両編成の列車が止まるホームで、工事費も含め費用は約一千万円の見込み。障害者が携帯する端末は数万円するが、国や自治体が購入費の一部を助成する福祉機器の音声標識ガイドに機能を付加することや、将来的に携帯電話で代用することも検討している。

 同社は十二月まで、シート状のアンテナなどを試作し、鉄道の研究所などで実験。一三年度以降、スポンサーとなる鉄道会社を見つけて実用化を目指す。都が実験に使う材料費の半額を助成する。田中隆社長(68)は「社会のために技術を生かせて、事業としても発展できれば」と話している。


視覚障害者のホームからの転落を防止するシステムについて説明する田中社長=東京都渋谷区で

東京新聞 -2012年4月8日 朝刊