ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

佐賀市に「地域共生ステーション」完成 4日オープン

2011年04月03日 02時24分51秒 | 障害者の自立
 障害者やお年寄りなど、誰もが立ち寄れる地域共生ステーション「よってこ十間堀」が、佐賀市唐人1丁目に完成した。4日から障害者がスタッフとなって「まちなかカフェ」を開くほか、託児なども受け付ける。

 市内で宅老所など8カ所を運営する「NPOたすけあい佐賀」が、県・市の助成を受け、障害者の「就労継続支援事業所」として開いた。8人が働き、月曜から土曜までの午前11時~午後5時、カフェを営業。コーヒーや昼食(500円)を提供する。一時託児(1人2時間まで500円)、家や事業所の掃除(2時間3千円)も受け付ける。

 2日の開所式には約60人が参加。たすけあい佐賀の西田京子代表が「市中心部に誰もが立ち寄れる立派な居場所ができた。気軽に利用し、この場所を育ててほしい」と呼び掛けた。

 この後、フルートの演奏やカフェのメニューの試食を兼ねた会食もあり、関係者が和やかに談笑した。場所は中央大通りの土橋近く。問い合わせは、電話0952(97)9075へ。


地域共生ステーション「よってこ十間堀」の開所を祝い、フルートを披露するスタッフたち=佐賀市唐人1丁目

佐賀新聞

被災地の盲導犬、実態知って…支援の募金設置

2011年04月03日 02時18分08秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で大津波にのみこまれた日本盲導犬協会のPR犬が行方不明になり、関係者たちは行方を案じながら「被災地の視覚障害者と盲導犬について知ってほしい」と1日、「盲導犬ハート募金」を設立した。

 PR犬はオスのラブラドール・レトリバーで名はヴィンスという。ボランティアで飼育していた宮城県名取市閖上、主婦橋浦洋子さん(60)は、あの日自宅で避難しようとしていた時、ごう音とともに津波に流された。気がつくと家ごと約700メートル流されていた。屋根裏で一晩過ごして救助されたが、同じ家にいた初孫の直人ちゃん(7か月)は遺体で発見された。次女の由里子さん(27)や義母のたへさん(88)、そしてヴィンスは行方不明のままだ。

 ヴィンスは日本盲導犬協会の仙台訓練センターを拠点に活躍していた。地震前日の3月10日で5歳になったばかり。今春、日本獣医生命科学大に進学する川崎市多摩区の本沢まい香さん(18)は、近所にヴィンスを1歳まで育てたパピーウオーカーの小池とも子さん(58)がいた縁で獣医師を目指すようになったといい、「飼い主に忠実で責任感が強いあの子が誇り」と話す。

 日本盲導犬協会によると、岩手、宮城、福島県などの被災地域では視覚障害者と盲導犬55組が暮らし、うち4組が福祉施設などで避難生活を送っている。このほか仙台訓練センターの盲導犬候補の幼犬などは横浜市などへ避難している。

 盲導犬は普段、交差点や段差の前で立ち止まったり、道路の端に寄って歩いたりして視覚障害者の安全を確保する。しかし、被災地では道路の形状が変わり、歩道に車が放置されるなど障害物も多い。信号機が停止した場所も多いため、視覚障害者と盲導犬の心身への負担は大きくなるという。

 このため、同協会は被災地の盲導犬利用者のもとに訓練士を派遣するほか、避難所での視覚障害者の実態調査をする予定だ。1日に設置した募金はその資金に充てるという。同協会は「ヴィンスは東北地方の盲導犬のシンボル的な存在。今こそその働きぶりを見習わなくては」と話している。

 盲導犬ハート募金の振込口座や領収証の発行方法など詳細は日本盲導犬協会のホームページなどで掲載。問い合わせは、同協会普及推進事業部チャリティデスク(0800・100・3911)。

(2011年4月2日 読売新聞)

坂井、美浜のグループが県内初福祉団体NPO (2011年4月3日午前0時00分)

2011年04月03日 02時14分48秒 | 障害者の自立
 託老所として高齢者、障害者を介護している坂井町の「しんじょうよりあい」(清水三惠子代表)と美浜町の「ヤングオールドほのぼの家族いまい」(今井百合子代表)が三日、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づき、福祉団体として初めて県から法人格取得の認証を受けた。

 この日、各団体の代表らが県民会館内にあるふくい県民活動センターを訪れ、新町浩治県生活企画課長から認証書を受け取った。

 NPO認証を受けると、社会的信用が得られるほか、法人名でさまざまな契約が可能になる。助成団体に助成を申請する際、法人であることが資格となっていることも多く、清水代表は「送迎車や新しい事務所など、できれば欲しい物がたくさんある。活動の可能性が広がれば」と話している。

 しんじょうは二年前、坂井町上新庄に事務所を置き発足。ホームヘルパーの清水代表と山川英子さんがボランティアの手を借りながら、介護保険制度対象外の人も含めた高齢者、障害者を一日に五、六人ずつ介護している。ヤングオールドは昨年末に三人で発足。今井代表が美浜町木野の自宅を開放し、地元の高齢者や障害者らに触れ合いの場を提供している。

 この日は福祉二団体のほか、武生市の「土といのちの会」(笠原章代表)も認証を受けた。地域に生ごみ減量化やリサイクルの促進などを呼び掛けたりしている。

福井新聞 -

希望新聞:東日本大震災 遠くの被災地より 嘉田眞典さん

2011年04月03日 02時11分46秒 | 障害者の自立
 ◇「聞こえない人がいる」配慮を--阪神大震災で聴覚障害持つ被災者を救援した県立聴覚障害者情報センター所長・嘉田眞典さん(46)=兵庫県三田市

 阪神大震災発生の5日後、聴覚障害者救援対策本部をつくりました。被災した聴覚障害者のなかには、通信手段として重要なファクスが壊れたり、補聴器をなくした人がいました。避難所でも物資配給などの情報を入手できず、周囲の人とのコミュニケーションもうまくできていないことが分かりました。

 聴覚障害者は被災者全体の中でも少数のため、直面している困難になかなか気付いてもらえません。私たちのような当事者が立ち上がることが重要です。

 聴覚障害者のニーズに応えるには手話通訳者の支援が必要でしたが、神戸では手話通訳者自身も被災した人が多く、私たちは兵庫県と交渉し、全国の手話通訳者に協力を要請してもらいました。多くの手話通訳者が神戸に来て、区役所の窓口に座ってくれました。

 また、私たちは、聴覚障害者への情報運搬役になりました。罹災(りさい)証明のもらい方や仮設住宅の募集など、大切な情報を手作り新聞にまとめ、聴覚障害者の家に配ったり、避難所に掲示しました。中には文章を読むのが苦手な人もいますので、絵を入れたり、文章を短くするよう心掛けました。

 東日本大震災で被災した聴覚障害者の中には、避難所にいる人も多いと思います。周囲の人が情報を紙に書いたり、身ぶり手ぶりで伝えてほしい。行政の人も、他の被災者の人も「聞こえない人がここにいる」と配慮してくれると助かるのです。

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊

障害者支援NPO、菓子工房開店 商店街に活気

2011年04月03日 02時10分32秒 | 障害者の自立
 伊東市内で障害者の就労支援やグループホームを運営するNPO法人「クープ」(原田英子理事長)が3月上旬に開店した菓子工房「クーピーズ」(同市中央町)が人気を集めている。店内から漂う甘い香りと障害者たちの笑顔が、商店街を活気づけている。
 同法人はこれまで、市内5カ所で喫茶店や農場などを運営して障害者の就労支援を行ってきたが、公共施設内や人通りの少ない郊外にあるため、障害者と市民が接する機会が少なかった。クーピーズは「仕事を通して人と触れ合う喜びを障害者に感じてほしい」という同法人の思いが込められているという。
 同市の中心街「キネマ通り」に構えた店舗には、おしゃれな木目調の看板が掲げられている。店内では同法人のスタッフとともに、2〜4人の障害者がマドレーヌやクッキー、サブレなど9種類の菓子作りや袋詰め、レジ打ちなどを行っている。一番の人気商品はマドレーヌで、オープン以来、連日売り切れというほどの人気ぶりだ。
 レジ打ちを担当する篠永藍さん(28)は「お客さんが喜ぶ顔を見るとうれしくなる。私たちもたくさんの人と会話ができて楽しい」と笑顔を見せた。
 クーピーズの営業時間は午前10時〜午後5時(日、水曜定休)。問い合わせは<電0557(38)3270>へ。

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