障害者の就労を支援する上田市真田町傍陽の「OIDEYOハウス」(竹内洋一所長)で、知的障害者らが紙製の米袋にビニールテープを張り付けてカラフルな模様を描いたバッグが、国立新美術館(東京)や大阪の若者向けブティックなどで販売されている。障害者自立支援法で利用者負担を求められる中、職員らは収入源を開拓し広げる手応えを感じている。
作り始めたのは昨年夏ごろ。知的障害者が米袋にたまたまビニール製の粘着テープを張ったところ、きれいな柄になったのがきっかけだった。
障害者の感性の豊かさが表現され、一つとして同じデザインはない。自由にテープを切っては張り付けていく。赤、ピンク、緑、青、黄、金色などのテープがピカピカ光ることと、「紙は紙なりにがんばっている」ことを掛け、「雷バッグ」と名付けた。
環境保護活動のNPO(東京)の目に留まり、昨年11月からインターネットで販売。価格はNPOが持ち手を用意するものが8400円、同ハウスのオリジナルが6300円。サイズはオリジナルが縦約45センチ、幅約49センチだ。
評判が広がり、今は大阪、静岡、北海道のブティックでも扱っている。これまで約60点が売れ、店舗への納品済みも約50点。今年6月からはランチバッグやブックカバーも作っている。
制作に携わるのは、利用者23人のうち知的障害者と精神障害者計8人。大塚正さん(47)は「色が1カ所に偏らないようにするのが難しい」と話し、別の男性(28)は「模様を細かくするためテープを小さく切るのが大変。でも買ってもらえるとうれしい」と笑顔を見せる。
OIDEYOハウスは昨年10月の同法施行に伴い共同作業所から、就労支援の施設に移行。障害者の絵や書をレンタルする事業も展開している。
作り始めたのは昨年夏ごろ。知的障害者が米袋にたまたまビニール製の粘着テープを張ったところ、きれいな柄になったのがきっかけだった。
障害者の感性の豊かさが表現され、一つとして同じデザインはない。自由にテープを切っては張り付けていく。赤、ピンク、緑、青、黄、金色などのテープがピカピカ光ることと、「紙は紙なりにがんばっている」ことを掛け、「雷バッグ」と名付けた。
環境保護活動のNPO(東京)の目に留まり、昨年11月からインターネットで販売。価格はNPOが持ち手を用意するものが8400円、同ハウスのオリジナルが6300円。サイズはオリジナルが縦約45センチ、幅約49センチだ。
評判が広がり、今は大阪、静岡、北海道のブティックでも扱っている。これまで約60点が売れ、店舗への納品済みも約50点。今年6月からはランチバッグやブックカバーも作っている。
制作に携わるのは、利用者23人のうち知的障害者と精神障害者計8人。大塚正さん(47)は「色が1カ所に偏らないようにするのが難しい」と話し、別の男性(28)は「模様を細かくするためテープを小さく切るのが大変。でも買ってもらえるとうれしい」と笑顔を見せる。
OIDEYOハウスは昨年10月の同法施行に伴い共同作業所から、就労支援の施設に移行。障害者の絵や書をレンタルする事業も展開している。