Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

十四代 角新本丸 23BY

2012年02月17日 | 日本酒
毎年、唯一買っている規格です。

【十四代(じゅうよんだい)】


今期もなんとか購入することが出来ました。



精米歩合55%。
形式上は特別本醸造ですが、磨きを見ると吟醸です。
「角新」にどういう意味を込めているのかは知りませんが、過去すべて本生での出荷になっています。

さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香はすうっと透き通るような吟醸香。
うっすらリンゴのような果実感がありますが、強いものではありません。

口に含むと、まず舌先に酸。
そのまま舌の中央辺りまでストンと落ちてきます。

口の中で転がすと、酸は喉元へ。
代わりに舌先に渋味が現れます。
旨味は強くはないですが、しっかりと線のあるものです。
甘みもふわっと出てきて、渋とくっついて熟した赤リンゴのような味わい。

後口は甘酸で〆。
渋は口の中に置いていかれます。
キレはまずまず、余韻はフルーティでさっぱりした甘さを感じます。


旨いですね~!
封切りから3週間経って若干ダレた部分もあるのですが、果実感にうまく溶け込んで、少し違った面白い味わいになっています。


アテは「温野菜バーニャカウダソース」。


バーニャカウダソースを初めて作ってみました。
まずまず食べれるかな(^^;