Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

飛露喜 特別純米 かすみざけ 22BY

2010年12月12日 | 日本酒
さて、いよいよ22BYの新酒が出回っています。
これからの時期、日本酒業界はいよいよ繁忙期といえる時期なわけです。

godanism が22BYで最初に口にしたお酒はこれでした。

【飛露喜 特別純米 かすみざけ】


11月出荷。
精米歩合55%のおりがらみです。



今期の【飛露喜】を占う、と言ってしまうと大げさですが、「今期はどうかな~?」くらいはやっぱり思うところ。
さっそく飲んでみたいと思います。


香りはうっすらフルーティな吟醸香。
爽やかな果実感のある香りです。

口に含むと、まずピリッとしたガス感と、舌先に感じられてくる酸。
少し遅れて、舌の上に旨味が乗っかってきます。
甘味もありますが、全体のバランスからいえば強くありません。

口の中で転がすと、若干の渋みが出てきます。
酸はすうっと消えていく印象。
おりがからんでいるからか、旨味がしっかり感じられます。

後口は渋酸での〆。
鼻に抜ける香りは爽やかな米の甘み。
ほんの少し、ツンと来るアルコール感はありますが、新酒の持ち味ですね(笑)。
ピリピリした辛みが後口に残りますが、余韻は長くありません。


全体として、爽やかな口当たりからややピリッと〆る後口まで、【飛露喜】のかすみざけらしい、期待を裏切らない味わいだと感じました。
旨いです。


アテはとくにありません。