Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

而今 特別純米 九号酵母 火入れ 21BY

2010年08月28日 | 日本酒
まだまだ暑さの残る8月、ビールに手が出てしまうこともよくあるわけですが、やはり日本人たるもの日本の酒を飲んでいかねば。

今日はこれです。

【而今 特別純米 九号酵母 火入れ】


不動の地位を確立した【而今】。



麹米「山田錦」、掛米「五百万石」。
精米歩合60%の特別純米酒。

さっそく飲んでみましょう!


嗅ぎ香は吟醸香と米の香りが合わさったような香りで、穏やかなもの。

口に含むと、まず比較的濃いめの酸が出てきます。
米の旨味が遅れて出てきますが、甘みはさほど感じません。

口の中で転がしても、味わいにはほとんど変化は無く、含み香もおとなしい。
ただ、喉奥にはフルーティな酸が感じられて来て、【而今】らしさの片鱗を見せてくれます。

喉越しはピリッとした辛みと酸。
ガスは無いのですが、後口に爽やかさが残ります。
鼻に抜ける香りは、転がした際に感じられたフルーティな香りで、キレもまずまず。

美味しいことは美味しいのですが、【而今】に求められるレベルとしては、若干弱いような気もします。
このスペック、生のほうが個人的には好みでしたね~。

アテは夏らしくいきましょう。

・鶏ささみとオクラのポン酢