Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

上喜元 純米 出羽の里 生酒

2010年08月17日 | 日本酒
えー、久しぶりの更新となります。

godanism、無事に引っ越しを終えまして。
新たな環境にて生活を開始致しました。

まだしばらくは、いろいろと雑務の残っているところではありますが、お酒のご紹介はぼちぼちできるようになりました。

そんなわけで、久しぶりにご紹介したいと思います。

【上喜元 純米 出羽の里 生酒】


山形県、坂田酒造のお酒。
【上喜元】の、酒米「出羽の里」を使った純米生酒です。



精米歩合80%の低精米酒です。

このお酒は、私が【上喜元】を初めて飲んだスペック。

ざりがにさんにご紹介いただきました。

しばらくは生酒としては出荷されていなかったと思うのですが、今期は生酒が出ていました。

早速飲んでみることに致します。


香りは落ち着いています。
吟醸香ではなく、ふわっと香る感じの米の香りです。

口に含むと、まず酸がすうっと出てきます。
遅れて米の旨味。

含み香は若干フルーティで、バナナと梨を合わせたような香りです。
非常に丸い口当たり。

口の中で転がすと、ほんの少しの甘みが出てきます。
ですが、全体の輪郭は口当たりからある酸と旨味。

喉越しはピリッとした辛みを基調とした酸。
艶やかで丸みのある旨味を余韻として、キレもなかなかです。


3年くらい前に同じ生を飲んだと思うのですが、その時の印象とは少し違いますね。

今期のもののほうが、フルーティさは控えめになっていて、食中向きになっているように感じました。

それにしても、このお酒が2000円を切る値段というのは、驚きであることには変わりません!