Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

十四代 純米大吟醸 七垂二十貫

2009年10月16日 | 日本酒
先月の「未開封パーティ」で封開けしたお酒の中で、一番の高級酒をご紹介します。

【十四代 純米大吟醸 七垂二十貫】


愛山40%精米の純米大吟醸。
定価は10,500円でした。



まず瓶口から香る、甘めフルーティな吟醸香。
この香りだけで旨いことが予想できてしまいます。

口に含むと、ふんわりとした甘さと、控えめな酸。
そのバランスが非常に良いですね~。

口の中で転がすと、酸が次第に顔を出してきますが、果実感を伴っているので非常に心地よいです。
甘みは消えないので、そのバランスは保たれたまま。
辛さは感じませんね。

そして後口が素晴らしい。
ふんわりとしていて、それほど表面に出て来なかった甘みがここへ来てぐいっと前に出てくるんです。
喉を過ぎた辺りで、熟れた苺のような甘みが出てきて、余韻を作ります。

雑味は一切感じません。
そして丸くまろやか。

文句なしに旨いです。


一緒に食べた料理。

・太刀魚のムニエル、トマトソースがけ


トマトは、甘みの強いプチトマトを使いました。