風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

ヘッドスパ

2011-10-02 17:41:27 | 健康
   美容院へ行った。
  いつもより閑散としていた。

   福岡の街は、昨日ソフトバンクが優勝したので、
  どこも優勝セールまっただ中である。

   みんな、美容院に行かずに、
  優勝バーゲンセールにデパートへ行ったと思えば納得がいく。

   イケメン美容師は、パーマのあと、風子ばあさんに、ヘッドスパなるものをすすめた。
 「頭皮を刺激して傷んだ髪を回復させる、気持ちいいんですよお、是非おすすめ」
 
   風子ばあさん、こう見えてあんがい気が小さい。
  ひとにすすめられると断れないたちである。

   案内されたヘッドスパ室は、ほの暗い個室である。
  コニョコニョと地肌をマッサージしてくれるのはいいが、
  個室にイケメン氏と二人きりは、なんだか気づまりである。

   お値段は、普通のシャンプーの数倍したが、
  どこが、どう違うのか、よくわからぬままに30分ほどで解放された。

   つまりヘッドスパとは、暇な美容室の売上げに協力することだったのかしら……、と、
  年寄りはすぐにひがむ。 悪いくせである。

   いや、いや、美しく艶やかな髪を取り戻したはず。
  そう思うほうが、精神衛生上にもよろしいようで。
 


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