風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

沖縄へ

2011-07-02 23:09:15 | 旅行
  台風2号に遭遇して、いったんは諦めた沖縄だが、
 思いなおして出かけることにした。

  しばらく遠出をしていなかったせいもあるが、
 空港というところはなぜかワクワクする場所である。
 バスや列車の駅と違うのは、その移動の距離の遠さの問題だろうか。

  沖縄は初めてである。
 あそこは、気軽に遊びに行くところではない、という思いこみの強い世代である。

  しかし、見たい知りたい風子ばあさん、もうこの先、いつまで自分の足で歩けるか分からない。

  行かねばならない場所でもある。

  那覇空港は、鳥と飛行機の衝突があったとかで、滑走路がつかえず、
 ばあさんの乗った飛行機は、しばらく上空旋回したのち、無事到着した。
 
  沖縄は暑いですよ、と忠告してくれる友人がいたが、大丈夫大丈夫と出かけ、しかし、ほんとに暑かった!

  ひとことで言えば、沖縄は、暑かった!


  二三日、この話にお付き合いください。

タンゴ・アン・スカイ

2011-07-02 20:35:39 | ギター、映画など他
  ギターのつどいで、いつもの仲良しトリオでタンゴ・アン・スカイを弾いた。
 スカイとは、空のことではなく、合成皮、にせもののことだそうである。
 つまり、タンゴもどき……とでもいおうか……。

  あまり上品でなくちょっと崩したほうがカッコいい新しい曲なのである。
 三重奏は、誰かが気をぬいていいというものではなく、息があってないと出来ない。
 しかし、なかでもカナちゃんの受け持つパートはかなりテクニックを要する。
 これがカナちゃんはうまい! カッコよくきまった!

  ブラボー、とまでは言われなかったが、
 カナちゃんの、チャララチャララチャララ……と、
 それに続くクミちゃんのメロディが素敵、とみんなが口をそろえて褒めた。

  それでいいのである。
 そのチャララチャララに合わせて低音を入れていく快感で風子ばあさんは充分に満足なのである。

  しかし、風子ばあさんのことも褒めないといけないと思うらしい人がいて、
 「風子さん、カッコよかったぁ」という。
 「どこが?」と期待したら、靴とズボン……といわれてずっこけた。
 
  ズボンは綿パンだよと言うと、でもカッコよかった、と変な褒め方をされた。

  打ち上げでお酒を飲んだら、
 あちこちから、風子さんたちのトリオずっと続けてくださいね、やめないでくださいね、死ぬまでやってくださいねと声をかけられた。

  う~ん、これって、なんだか老人を励ます言葉のオンパレードだねえ。
 お三人も、お年をとりましたねえ、と言われているような気がしたけど、ひがみだろうか。

  なんと言われようと三人で楽しく弾けて幸せ。まだまだ隠居の予定はないのである。        6月26日 記