机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

浮雲

2013-11-13 09:38:00 | 楽描き
小説「浮雲」の朗読を聞きながら劇画を描いている。

窓の外は白く今日も数センチの雪が降った。

さすがに寒く息が白い。黒いアノラックにオーバーズボンと外の出で立ちだ。

手が凍えていないから良いのだが、雪かきやタイヤ交換などで手が震えてペンが走らない。

若い頃、仕事がら随分と手を酷使していたんだなぁと思う。

それでも身体の調子は幾分良い。昨日は秘密諜報員と茶をした。

久し振りに飲んだコーヒーは胃に重かった。

家では色水みたいな薄いコーヒーか緑茶の出がらしか白湯を飲んでいる。

秘密諜報員の活躍ぶりは非日常的で憧れを持って聞いた。

小説「浮雲」の主人公二人に罪はないと思う。

父や母が青春時代を過ごした、戦後間もない頃の風景はこうだったのかと、古いアルバムを眺める境地になる。

映画も見た事がある。

朗読は有り難い、乍らのBGMに最適だし劇画を描きながら小説を体験できるのは二重の喜びだ。

こういう男女間の物語を思う時、いつも秘密諜報員の事を思う。

しかし彼は「浮雲」の二人のようにはならない。

なぜなら彼はダブル・オー・セブンなのだから。
いつもハッピーにエンドマークが現れ、次の回では違う女性が現れている。

今後の活躍を祈る。