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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

56日目:バラナシ2日目。-ガンガーで沐浴をする!-

2014-07-17 13:14:25 | 旅行
○ガンガーツアーに行く

昨日、朝からガンガーの日の出を眺めるツアーに申し込んだので、今日4時35分にロビーに集合して出発した。
ちなみにホテルの従業員でもあるインド人のバダルさんが直接ガイドしてくれるツアーで、5人で参加して料金は一人300インドルピーだった。
ちなみにインドルピーは日本円の2倍と考えると、余裕を持って計算する事が出来る。
なので約600円のツアーということになる。

ちなみにバダルさんは日本語がとても堪能で、地球の歩き方にも名前が載っている人であった。
インドを知り尽くしているらしく、かなり気さくにどんな質問でも答えてくれた。
そんなんで夜明け前の暗い内からガンガーのボート乗り場まで向かう。
牛や犬が寝ているなか、足下に気をつけながら向かっていった。ちなみにバダルさんともう一人のインド人の方が一緒に来てくれたので、かなり安全だった。


朝のガンガー


朝のガンガーで沐浴をする人々


沐浴をする女性


そんなんで、久美子の家の目の前のバーンデーガートという所に行く。
そこでちょっとガンガーの流れを見ていたのだが、どうやら今日の天気は曇りで日の出は見れなさそうだった。。。
その後、ボートに乗って、上流の方に向かった。

ガンガーには、2つの火葬場があり、一つが一番有名なマニカルニカー・ガートという。もう一つはハリシュチャンドラ・ガートといい、こっちは結構小さめの火葬場で、上流に向かって行く途中でこのハリシュチャンドラ・ガートの近くを通った。しかし火は焚かれておらず、火葬は行われていないようだった。
ちなみにインドでは死体を処理するときは基本火葬らしいのだが、生後10歳に満たない子ども、子どもをお腹に宿す妊婦さん、そして一番聖職とされるお坊さんは火葬にされず、そのままガンガーに流されるらしい。

インドのカースト制度は今も根強く残っており、カーストの一番下のランクに当たる人たちは、ここで火葬をする人たちらしい。さらにその上が洗濯をする人や掃除をする人という順列であるらしい。ちなみに一番カーストで位の高い人がバラモンという僧侶の人たちとの事。
バラモンは幼い内から親元を離れ、19~20歳くらいまで徹底的にお坊さんの教育を受けるらしい。


瞑想をするサドゥの方、サドゥはインドでかなりすごいらしい


洗濯をする人たち


カースト制度は、親がやっていた仕事をその子どもも必ずしなければならず、結婚も同じカースト同士でなければ出来ないらしい。
恐ろしい程に拘束力のある制度で、こんなカースト制度のしきたりの中で、インド人は幸せに生きられるのだろうかと思う。
でも仮に洗濯をするカーストの人は、自分の頑張りによって高級ホテルの洗濯係になる事ができたりするらしく。ガンガーでの洗濯係で終わるか、5つ星ホテルの洗濯係で終わるかは、それはそれで自分の努力次第ということらしい。

カーストは見た目ではあまり分からないが、やはり名前とかで分かったりするらしい。
バダルさんやソナさんのカーストも聞いてみたかったが、それはそれで失礼っぽいから聞かない事にした。


○ガンガーで沐浴をする!

んでバダルさんからそんな感じの話を聞いたりしていて、ボートはガンガー対岸の不浄の地に向かい、そこに下りた。
不浄の地は何も建っておらず、砂浜だけだったが、ゴミがたくさん落ちていた・・・
これが不浄の地なんですか?と結構疑問に思ったが、それでもあっち側よりかは全然清潔である(笑)

そんなんで、この旅行の目的としていた最後の内容である、ガンガーで沐浴をすることにした!
水着を着てきたので、服を脱いでそのままガンガーに入った。水はちょっと冷たい程度であった。
ちなみにガンガーの向こう側の不浄の地じゃない方は汚すぎるということで、入る場合はこの不浄の地から入る方をお勧めされたのであった。
ガンガーに入った感じは、そんなにこれといった感想は感じなかった。やっぱり水は濁っていたが、朝だった事もあり、結構きれいな気がした。
そんなんで10分くらい沐浴をし、色々記念写真とかを撮っていたのであった。


ボートで記念撮影


入る前に記念撮影


ガンガーに入る。この時はこの後の自分の運命についてまだ知る由もない


ガンガーから上がったら、天気は曇りだったこともあり、結構寒かった。
風邪を引かないようにすぐにバスタオルで身体を乾かし、普段着に戻った。
その後もうちょっとダラダラしてから不浄の地を後にした。


ガンガーで沐浴する人


不浄の地。の割には結構汚い


沐浴する人たち


不浄の地に沐浴する人たちがいっぱい来ていた


人いまくり


○火葬場を見に行く

その後、最後に一番有名な火葬場、マニカルニカー・ガートを見に行った。
マニカルニカー・ガートは、陸路で見に行くと、その周辺で変な人に絡まれ、勝手に道案内をされてチップを請求されるという事件が往々にして起こっているらしい。
なので、このマニカルニカー・ガートを見るにはボートから見に行くのが一番安全なのであった。
ちなみに近くに行ったら写真撮影を禁止された。これは陸から見ても川から見ても一緒らしい。

このマニカルニカー・ガートは24時間休まず火葬の処理をしているらしく、火葬される死体はその家族に看取られ、しっかりと荼毘に付されるらしい。
川から見たら同時に2つ火葬されていた、ちなみに1つの組まれた薪の間からはちょっとだけだが足が出ていた。
でもこの火葬場の雰囲気はとても荘厳な雰囲気で、とても神聖な感じがし、言葉を忘れてずっと見入っていた。
こういう光景を見ると、人の死とはなんだろうか?人が生きる事ってなんだろうかとふと考えてしまう。
もうちょっと考え事をしていたいのをよそに、舟はマニカルニカー・ガートを離れ、船着き場に戻って行ったのだった。


船を漕ぐバダル


マニカルニカー・ガート


こっち側で沐浴をする子ども


ちなみに船着き場に戻って行く途中で、流されている死体を見た・・・
足だけが水面に出ていて、最初は何か分からなかった。
ちなみに死体を流す時には頭の方に重しをつけ沈めるらしい。
成人の女性らしき足だったので、妊婦さんだったのだろう。
そんなショッキングな光景も見てしまいましたとさ。


○風邪を引く

陸に上がった後は、途中のチャイ屋さんでちょっと休憩し、7時半くらいに宿に戻って行った。
宿に戻った後、自分は鼻水やちょっとだるさが襲ってきたのですぐに寝る事にした。
今日起きた時に部屋の乾燥に身体をやられてしまったらしく、あまり体調が優れていなかった。
そんなんで寝て起きたらさらに体調が悪くなっている気がしたので、熱を測ったら、37.8度もあった。

これはもうはっきりと風邪を引いてしまったので、持ってきた葛根湯を飲み、後は部屋で何とか安静にしていることにした。
午後、もう一度熱を測ったら、何と38.5度に上がっていた。。。
宿の人に近くに病院はあるかと聞いたら、サンタナで利用しているお医者さんがあるので、バダルさんがそこに連絡をつけとくとの事。
スゴい話が早いなと思い、善は急げと早速病院を利用する事にした。

風邪を引いてしまった理由としては、今日の部屋の乾燥と、今までここに来るまでの気疲れかなと思う。
結構落ち着かない移動ではあったので、今宿に着いて安心した後に熱がでてしまったんじゃないかと思っている。
そんなんで16時過ぎに徒歩2分くらいのお医者さんにかかり、点滴だけ打ってもらって帰ってきた。
帰ってきた時に熱を測ったら37.5度、まあまあいい感じに熱は引いていたので、このまま治るかと思っていたのが間違いだった・・・
コメント
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