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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

62日目:アグラ1日目。-タージ・マハルを観に行く-

2014-07-23 20:53:24 | 旅行
○寝台列車でのインド人

朝起きたら5時くらいになっていた。
昨日寝るときには、右3段と左3段の寝台席を4人で使用していたが、今日起きたら、4人家族がその内空いていた2つの寝台席を使っていた。
さらに、寝台席が並んでいた地べたにもう一人のインド人が寝ていた!
こいつ絶対キップ持っていないだろうという人がここまで侵入してきていた。さすがインド人、恐るべし。
さらに他の所を見ると廊下という廊下の地べたにインド人が寝ていた!
よくもこいつらぬけぬけと侵入してきたなあと思った。

そして6時くらいになり、寝台席3段の内2段目を動かしてイス状態にした。
そしてイス状態にした所に、自分の荷物を持ってきた。
そしたら自分が使っていて空いた3段目を待ち構えたようにインド人が寝だした。またイス状態にした所にまた別のインド人が座ってきた。
お前ら邪魔だよと言いたかったが、周りの人たちはさも当然のような態度で、普通の光景のようだった。
譲り合いの精神なのか、そう考えるととても立派な考え方だとも思うが、日本じゃ絶対許してくれないだろうなと思う。


○宿を決める

んで到着予定時刻の6時10分になっても一向に到着駅のアグラフォートに着く兆しが無く、周りの人に後どれくらい?と聞きながらアグラフォート駅に着いたのは結局7時半だった。乗っている間にまあまあ遅れてしまったらしかった。
んで駅に降りて、一緒に来たナオヤさんと、寝台席で一緒にタクシーをシェアしましょうと言ってきた中国人女性と宿行きのタクシーを探した。

中国人女性は26歳の子で結構可愛かった。名前は聞いていなかったが、大きめの眼鏡とパッツンの前髪が印象的だったので、ここではアラレちゃんと呼んでおく。
アラレちゃんは一人旅には結構慣れているようだった。タクシーの交渉は彼女にお任せしていたのだが、終始彼女のペースで交渉が進んで行き、やはり中国人は強いな・・・と驚いた。
あちらは基本200ルピーを下げてくれない勢いだったのだが、彼女の頑張りのおかげで結局150ルピーでタージ・マハルの近くの安宿街まで送ってくれることになった。ちなみにタクシーの交渉は彼女お任せしていたのではなく、こちらが口を出せない程にすごかっただけであった。

そんなんで、15分くらいタクシーに乗って、タージ・マハル前の安宿街に着き、アラレちゃんオススメの宿、「Hotel Sai Palace」という所をまずは見てみる事にした。
彼女はここに既に決めているようで、値段の交渉に入り出した。そしたら宿の人は3人でこのホテルに泊まるんだったらいくらだよ、とウチら3人が泊まった時の価格で交渉し出した。

200ルピーとかなり安い価格だったのだが、自分は他のホテルも見てみたかった。が、アラレちゃんが安くなるのでこの宿にしましょうみたいな感じに見てきたので、まあしゃあなしやなということで、渋々このホテルに泊まることにした。
ちなみに自分は男2人でダブルルームに泊まることになり、アラレちゃんはシングルルームに泊まり、1人200ルピーだった。
部屋はまあまあきれいで、ホットシャワー、ACなしのファンのみの部屋だったが、まあ200だったら結構安いだろうと思う。

ちなみにこのサイパレスは所々にサイババの顔が飾ってある、なかなかサイな宿なのであった・・・
しかし、このサイパレスは屋上にルーフトップレストランがあり、そこからタージマハルが結構見えるという、なかなかのタージマハルビューの宿であった。これはこれでいい感じだった。
サイババってどんな人だったかよく分からないが、インドで結構信仰されているのだろうか?今度調べてみようと思う。


路上の牛



○タージマハルを観に行く

んで夜行で疲れた身体にシャワーを浴びてリフレッシュし、9時半くらいから朝ご飯を食べに行った。
行った場所は「Joney's Place」という、地球の歩き方に乗っている飯やに行った。
バナナラッシーとオムライスを食べたが、結構美味しかった。

その後宿に戻り、アラレちゃんも誘って3人でタージマハルを観に行ければと思ったが、彼女は残念ながら明日観に行く予定のようだった。
そんなんで10時半くらいからタージマハルを観に行った。
タージマハルはサイパレスから10分くらい歩いてすぐの所だった。
入場料が750ルピー。結構高い。ちなみにこれは外国人価格で、インド人価格は20ルピーだった。なんだろうこの価格差は?
またタージマハルに入るには荷物検査があり、ノートPCなどの金属機器は持ち込めないようであった。なので自分は持ってきたバッグを入り口のクロークに預けて入場する事になった。

そんなんで南大門をくぐり、目の前に現れたタージマハルは本当にスゴかった。
一言で言うとキレイ!
タージマハルの白さと、左右対称の建物とその周りのモニュメント、それら全部がとても調和していて、ここだけ異空間のようなきれいさで、本当にフォトジェニックだった。
まさにこれはアンコールワットを見た時の感覚と似ている。アンコールワットもひたすらフォトジェニックだったが、こちらも負けず劣らず本当にスゴい。


タージマハル入り口


タージマハルが見えた


タージマハル


タージマハル正面


ちょっと進んだ所から


入り口の方を見る


記念撮影


本当にタージマハルを、そしてインドをナメてました。まさかインドにこんなきれいな建物があるとは、と、感動して何枚も写真を撮っていた。
タージマハルは実はそこまで期待していなかったのだが、本当にここに来て良かった~と思いました。
インドに来てタージマハルは必見だと思います!!

そんなんで、タージマハルの外観を楽しんだ後は、受付でもらった足を包むカバーを履いて、中に入って行った。
ちなみにタージマハルの中は土足厳禁らしい。インドは普段は汚いくせに、こういう所はやけに潔癖性なのはなぜだろうか?
前にテレビで見た「スラムドッグ・ミリオネア」で、主人公が幼い頃、自分の生活費にするために、タージマハルに侵入して靴置き場にある靴を盗んで商売していたというシーンがあるが、実際行ってみると、スラムの少年なんかは入って来れない程にセキュリティがしっかりしていて、もしそんなスラムの少年が入ってきても浮いてしまって盗みなんかは出来ない感じの所だった。
ていうか日本に帰ったらスラムドッグ・ミリオネアをまた見てみたいと思う。あれは面白かった。

んでタージマハルの近くに行ったが、基本色んな場所から見上げるタージマハルが全て美しかった。
そしてとても暑かった!!直射日光にさらされる所もあり、そこに来ると汗が今まで以上にぶわっと吹き出てきた。
ちなみに風邪を引いて治ってから、やけに顔面に汗をかくようになってしまい、タージマハルに来た時から顔面からぽたぽた汗が垂れ流しの状態だった。
んでタージマハルの中に入る前に日陰があったので、そこで一休みした。
インド人もこの暑さには耐えられないらしく、大勢の人が休んでいた。そして休んでいた家族のとある男の子に水をくれと言われたのてあげたら、その兄弟、家族と回し飲みされてしまった(笑)。しかし良心的に結構水は残してくれた。


タージマハルを横から見る


タージマハルで休憩する


そんで左右対称が本当に美しいタージマハルなのであるが、中央にタージマハルを建設のきっかけとなったシャー・ジャハーン皇帝のお妃様の棺が置いてあるのだが、その隣に取ってつけたように、タージマハルを建設したシャー・ジャハーン皇帝の棺があり、これが唯一、左右対称を壊していて残念な感じだった。
シャー・ジャハーン皇帝は、妃のために作ったこのタージマハルの他に、自分が入る墓として、その対岸に黒いタージマハルを建設する予定であったらしい。
これが出来ていたらどんなに美しい建築物が出来ていたんだろうと思うが、この皇帝は金遣いが荒かったらしく結局息子に幽閉され、晩年は近くにあるアグラフォート城から妃が入っているタージマハルを見ていたという、ちょっと悲しい物語があるらしい。。。


○宿でダラダラ過ごす

そんなんでタージマハルを見た後は、さすがに疲れたので、宿に戻って休憩した。
その後、14時から地球の歩き方に載っている「スタッフ・メーカーズ」という所にご飯を食べに行った。
ちなみにここを経営している宿が、「ホテル・カマル」と言って、自分が最初に目を付けていたホテルだった。
やはりホテルに入ってみると、かなりきれいそうな感じがする。。。

まあ部屋を見たい思いもそこそこにレストランでバターチキンカレーとナンを頼んで食べた。
ここのバターチキンカレーは格別に美味しかった。ナンはそんなに美味しくなく、残念だったが、カレーは今まで食べたインド式カレーの中で一番美味しかった。しかし頼んで出てくるまでが遅いのが玉にキズだった。

その後、自分は体力の限界を感じ、ずっと宿で休憩していた。
ナオヤさんは一休みした後、もう一つの観光名所、アグラ・フォートを観に行っていたが、自分は病み上がりの身体もあり、このまま汗を噴き出しすぎるとヤバい・・・と思い、その後、ずっと休んでいたのであった。


屋上からの風景その1


屋上からの風景その2


夕方の屋上からタージマハルを見る


夕食を近くの店で食べた後は、ホテルに戻り、明日の早いので寝る事にした。
ちなみにタージマハルは月と一緒に映った姿もミステリアスな雰囲気でとてもいいらしかったが、今日は雲はなかったのだがなぜか月は見る事が出来なかった・・・
最後に、そこが心残りではあったが、もうアグラも一通り見てしまった感はあったので、明日の早朝、インド最後の滞在都市デリーに向かいます!!
コメント
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