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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

55日目:バラナシ1日目。-バラナシに到着する-

2014-07-16 16:42:42 | 旅行
○バラナシに着いて、さっそくモメる

本来のバラナシ到着時刻は6時くらいとなっていたが、実際には9時過ぎくらいに着いた。
起きたら顔がテカテカで、結構ひどい有様だった。
でもバスよりかは全然寝られた気がする。


とある駅


列車からのインド


列車からのインドその2


線路に立ち入る人たち


線路に立ち入っているヤギ


バラナシの駅に着き、色々群がってくる運ちゃん達を振りほどき、まずは宿の方面に向かうオートリクシャ(前がバイクで後ろが車のようなタクシー)を探す事にした。
自分は全然物価が分からなかったのだが、マサさんがバラナシ滞在経験2週間のため、本当に頼りになった。
ガンジス川近くのゴードウリヤー交差点まで100インドルピーで行ってくれるという人がいたので、その人のリクシャーに乗る事になった。
この価格はこれで安いらしい。


バラナシの駅に着いた


バラナシ駅前


んでリクシャーに荷物を詰め込み、何とか頑張って5人乗れるスペースを取る事が出来た。
ちなみに100ルピーで行けるよと言ってきた人と運転手は違う人らしい。
最初の人と運転手が何か引継ぎをした後、いざ行こうとすると、運転手は150ルピーといきなり値上げしてきた(笑)。

てかあからさますぎて本当に驚いた。
100ルピーで行けるんだよね?とその最初の人と運転手の前で何回も確認した後に、荷物を詰め込んだ後で150ルピーにしてきたのだ。
よくよく思い返してみると、運転手は価格の話には全く口をだしてきていなかった。
そして最初の人はもう他のところへとんずらしてしまい、俺のリクシャーは150ルピーだからといった態度でいきなり価格をつり上げてきた。

100ルピーって言ったじゃんと色々押し問答が始まった。話が違うじゃん!と最初の人を呼んでこようとしても、彼は戻ってくる気配がない。
最初の人と運転手は兄弟(おそらく嘘)らしく、お前のブラザーは100ルピーって言ってたよね?と言ったら、運転手の彼は「He is a stupid man(彼はバカな男だよ)」と言っていた。
自分はその言葉に大ウケしてしまった。兄弟と言っているのにその兄弟を貶めるとは。そこまでぬけぬけと言いきるインド人のあざとさ加減に逆に感心してしまった。

もうリクシャーには5人分の重い荷物を詰め込んでしまった手前、ここから他のリクシャーを探そうとしたら、また何か変な因縁を付けられるか分からないので、仕方なく150ルピーで行ってもらう事にした。ちなみにこれはこれで安いらしい。
また着いた後に何か因縁をつけられるか分からなかったので、本当に150ルピーで行ってくれるんだよね?と何回も念押しをして、最終的に彼の「150ルピー以上はもう取りません」と言ってもらった言葉を録音してから、出発することにした。


リクシャーに荷物を詰め込んだ


インド人との交渉中の光景


もうインド人との交渉は一種のエンターテイメントと捉えた方がいいかもしれない。
彼らと交渉していて怒ってナンボ。というか怒らなければ彼らもちゃんと交渉してくれないんじゃいかと思う。
このインドを楽しめるか、楽しめないかは本当にその人次第だなと思いました。

そんなんで20分くらい入って、リクシャーはちゃんとゴードウリヤー交差点に着き、降ろしてもらった。
結構最後に彼の言葉を録音していたのが効いたらしい。それ以上の料金は請求されなかった。
でも運転中に運転手がなんか道行く旅行者に言葉を投げかけたりして、彼は結構気さくな人なんだな~って思った。


リクシャーでバラナシの街を走る


ゴードウリヤー交差点


ゴードウリヤー交差点からは基本車は入って来れない


ゴードウリヤー交差点から歩く



○宿を回る

んでまずはゴードウリヤー交差点から一番近くにある宿、「サンタナ」に行く事にした。
狭い路地を色々くねくね歩き、ここに宿があるのか?と思う程の狭い路地の袋小路にサンタナがあった。
中に入ってみるとかなりきれいで、とても印象が良かった。
ここにひとまず荷物を置かせてもらい、他にも候補となっていた宿、「フレンズゲストハウス」と「久美子」にも行ってみる事にした。

そんなんでマサさんの案内で2つのゲストハウスも見た後は、近くのガンガー(ガンジス川)を見た。
これがガンガーかぁー、と、初めて見た印象は特に普通だった。
遠目で見た所、思ったよりきれいっぽく見えるのが意外だった。ちなみにインドでは今が雨期らしく、雨期でも結構雨が激しく降るようになると川が氾濫してガンガーには入れないらしい。しかし今は全然川は穏やかだった。


ガンジス川


ボートに乗ってあちら側に行く人たち


ボートとガンジス川


ちなみにガンガーよりそこに行くまでの道のりがどちらかというと逆にショックだった。
ただでさえ狭い路地にネパール以上に道ばたにウ○コが落ちており、またその路上には牛、犬、猿などが普通にいた。
やたらと吠える狂犬病っぽい犬や、目の前でビチャビチャとおしっこをする牛がいたり、そしてウ○コがあるもんだからハエもそこら中でたかっている。
ゴミもそこら中に落ちており、足場も雨で溶けたウ○コでぬるぬるするし、本当に臭くて不衛生極まりなかった。

んで泊まる宿をサンタナに決め、その後、「スパイシーバイツ」というお店でランチを食べる事になった。
地球の歩き方に載っているだけあり、味は結構美味しかった。

んでサンタナに戻り、久方ぶりにシャワーを浴びる。
久しぶりに浴びるシャワーは本当に格別だった。生き返った気がする。
今更だがシャワーのありがたさを分かった気がした。
そんで今までの洗濯を済まし、その後はちょっと街中を徘徊したりして気ままに過ごした。


いぬ


久美子近くのガートからガンガーを眺める


ガンガーのこっち側


ガンガーのあっち側は不浄の地とされている


バラナシの街並み



○ソナさんについて

街中を歩いていて、地球の歩き方にも載っているのだが、「ソナの何でも屋」というのがあった。
インド人のソナさんという方が日本語がペラペラで、それで日本人の色々な問い合わせに対応しているのだった。
何でも屋というのはもちろん何でも質問に答えてくれる、いわゆる万屋であった。
普通に万屋なんて初めて見たので、本当にあるんだーと思った。


ソナの何でも屋とソナさん


ちなみにインドの鉄道のチケットを取るには、前々から予約が必要だったりするのだが、このソナさんに頼むと、そこら辺の代理店やホテルよりかなり安い手数料でチケットをゲットできるのであった。
なので、日本人旅行者の多くはソナさんをチケット取得代行として利用していた。
それ以外にも何でも屋には日本の小説、マンガなどが一通り置いてあり、それをレンタルできたり、インドでは手に入らないポカリの粉末や日本の耳かきなど、かゆい所にてが届くようなものが置いてあった。もちろん日本から輸入しているのでそれなりの値段はした。

ソナさんは若い日本人が使うような本当に流暢な日本語をしゃべり、全く日本人と違和感の無い会話が出来るので、インド人の顔の人がここまで上手い日本語を使うミスマッチに毎回笑ってしまうのであった。。。
またソナさんはラッシー屋も経営していて、夕方、みんなでそのラッシー屋でラッシーを飲んだのであった。
ラッシーは今まで飲んだ中で一番美味しく、こんな店も経営しているなんて、本当にソナさんの底の知れない器にひたすら驚くばかりだった・・・


○プージャーを見る

夕方、ラッシー屋でラッシーを飲んだ後は、ガンガーのとあるガート(階段を意味するガンジス川の細かく分かれた一角)でプージャーというお祈りをやっていたのでそれを見た。
観光客や現地の人たちがいっぱい来ていて、毎日このお祈りはやっているらしいが、見物客は盛況らしかった。
18時半から19時の時間帯でやっているらしかったのだが、今回は結構遅れて19時を結構過ぎた辺りから始まった。これもインド時間なんだろう。


プージャー開始前


プージャーが始まりそう


プージャーが始まった


ガンガーにお祈りしている


プージャーの風景


なんと、プージャーの会場でスノウリで会った韓国人のジュンさんにまたまた会った。
彼女は無事にここまで辿り着けたらしい。白人の方と一緒に見にきていたので、やはり国際的な人は違うなと思った。

プージャーは結構荘厳な雰囲気で行われていたが、お土産やら何やらを売りつけにくる人たちがうるさかった。
一通り見た後は、路地をまあまあ歩いた先の「アプサラ・レストラン」という所で夕食を食べた。
スパゲッティを頼んだが、なかなか美味しかった。

その後は宿に帰ってきて、明日も早いので寝る事にした。

そんなんで、無事にバラナシに着けて本当に一件落着、胸を撫で下ろしました。
明日は早朝からガンガーで沐浴してきます!
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