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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

63日目:デリー1日目。-デリーに向かう-

2014-07-24 20:49:36 | 旅行
○ニューデリーに向かう

今日は6時発の列車に乗ってデリーに行く予定だったので、4時半に起きた。
んで5時にホテルの人を起こして玄関を開けてもらい、オートリクシャ―に乗って、昨日下りた駅とは違う駅、アグラカント駅に向かった。
ちなみにナオヤさんも、今日7時の列車でジャイプールに行く予定だったので、一緒に駅に向かう事にした。
ちなみにアグラカント駅までは2人で100ルピーだった。昨日はアグラフォートから3人で150ルピーだったが、結構安くなったので驚いた。

そんなんで30分くらいかけて、アグラカント駅に着いた。
駅は今まで利用してきたゴーラクプル駅、バラナシ駅よりかなりきれいだったので驚いた。
んでナオヤさんと別れ、自分は列車に乗り込んだ。
ちなみに目的地のニューデリー駅までは4時間で、結構長い距離だった。
席はエアコン付きのCCという車両に乗り、新幹線のリクライニング席のような席で、結構快適だった。
初のエアコン付き車両に乗ったが、後から結構寒くなってきた。そこら辺インドは容赦なかったりする。タオルをブランケット代わりにして、何とか耐えながらの列車の旅だった。

そんなんで10時20分着の所、11時くらいにニューデリーに着いた。
ニューデリーはとてもいわく付きの駅で、日本からデリーに来る旅行者は大抵ここで騙されているらしい。
手口としては、空港からタクシーに乗ったら、悪質な旅行代理店に連れて行かれ、そこでぼったくり価格のツアーに申し込まれてしまうとのこと。
旅行に申し込まずに旅行代理店を出ても、タクシーに乗ったらまた他の旅行代理店に連れて行かれるという、かなりどうにもならないような状況らしく、まさに旅行者泣かせのインドの玄関口なのであった。


ニューデリー駅に着いた



○ニューデリー駅で道に迷う

ちなみに空港のある方面からは、ニューデリー駅の逆側に安宿街があり、このニューデリー駅の向こう側に行かなければ宿にたどり着けない。
しかしこのニューデリー駅の向こう側へ行けるかというのが大きな試練で、インド人はニューデリー駅の向こう側へは行けないよ。とかそっちからじゃ行けないよと大抵嘘をつき、タクシーに乗らなければニューデリー駅の向こう側には行けないと行って、タクシーに乗せるらしい。
そしてタクシーに乗ったらぼったくりコース直行という、本当に色々な旅行者が涙を飲んでいる場所なのであった。

なので、ニューデリー駅に着いて、この安宿街方面がどっちなのかを把握するのがまず第一の関門であった。
安宿街方面に出れれば、地図もあるので、ちゃんと宿には歩いて辿り着けるだろう。しかし、逆方面に出てしまった場合、この通り抜けが難しいと言われるニューデリー駅を何とか通り抜けて、あっち側に出なければ行けないという、結構困ったことになってしまうのであった。

んで、こっちか?と思われる方面に下りたら、2分の1の確率で、間違った方の出口に下りてしまったらしい。こういう賭けにはめっぽう弱かったりする。それも自分の選んだ道が間違っていることは、ある程度歩いてから分かるものである。なので、地図に乗っている道が全然見つからないなあと暑い中色々歩き回った後で、やっと間違っている事に気づいたのであった。

あっち側だったか・・・と思って、駅から下りてきた階段をまた上がってあちら側に出ようとしたら、どうやら一通だったらしい。こっちからは入れないよと係員の人に追い返されてしまった。
あっち側に行けないとインド人が行っているのはこういう理由からか・・・と思った。
プラットフォームの反対側に、もう一つ、あっち側への連絡通路があったので、そっちに行ったら無事に通り抜ける事ができた。ここが見つからないと、本当にあっちに行けないんだ~と思って、無事に正しい方面に行けた事に胸を撫で下ろすのであった。

そこからは、しっかり地球の歩き方の地図通りの道が見つかったのでホテルまでは迷わずに行く事が出来た。
ちなみにデリーで泊まった宿ももちろん「サンタナ」だった。
バラナシよりかは若干汚いかな・・・といったクオリティで、それもバラナシより値段が高かった。
ドミトリーの部屋350ルピーを借り、まずは一安心したのであった。

その後シャワーを浴びたり、洗濯物を干したりした後、近くの喫茶店に行ってネットをしていましたとさ。
デリーは結構都会なので、オシャレなカフェとかがバラナシやアグラよりかは多いので助かります。


○ムンバイについての話を聞く

夕食どきに、色々話しをさせていただいた方がいて、その方からとても面白い話を聞く事が出来た。
その方は物理学者の方で、ムンバイに2年位住んでおり、今はアッラーハーバードに住んでいるということだった。

ムンバイは、インドの西側に位置する大都市で、前にも書いた「スラムドッグ・ミリオネア」の舞台となった場所である。
驚いた事に、この街こそがインドで一番の経済都市であり、この都市の次がコルカタ。首都であるデリーは何と3位に位置するとのこと。
自分はデリーがてっきり経済都市としてインドで一番だと思っていたので、この事を知って結構驚いた。

んでムンバイ、経済都市だけあって、人口の流入が本当に激しいとの事。人がムンバイに溢れ帰り過ぎて、ムンバイには家が無い人がたくさんいるらしい。スラム街に屋根があるだけで結構裕福な家庭らしく、ムンバイの人の生活水準に驚愕した。
ちなみに家が無い人はどこにいるかというと、普通に鉄道の駅に寝ていたり、道路の中央分離帯に寝ていたりするらしい。道路の中央分離帯って(笑)って初めて聞いたのでとても面白かった。

最近のトレンドは駅に寝る事らしく、駅には順番待ちの人たちで溢れ帰っているらしい。てか駅は寝に帰る所じゃないから!と突っ込まずにはいられなかった。
それとバラナシでは、牛の糞を踏んづけないように気をつけて下を見て歩いていたが、ムンバイでは人を踏んづけないように気をつけて下を見て歩かなければいけないらしい。

そんな今までの常識を覆すこれらの情報を聞いてとても面白く、ムンバイに是非とも行ってみたくなった。
インドはバラナシ、アグラ、デリーと見てきたが、全然インドを見きれていなかった。話を聞くだけで面白いインド、もう時間はないので残念だったが、ちょっとリサーチが足りなかったなとちょっと後悔した。

とりあえずまずは今日は無事に宿に着けて良かった。明日からの計画は決めてないのだが、ひとまず今日インド人に騙されなかっただけ上々と言っていい感じの一日でした。
コメント
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