家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

小さきものはみなうつくし

2009年10月07日 | レザークラフト

清少納言 枕草紙より 

何も何も小さきものはみなうつくし

小さいものは皆かわいらしい。
肯く相手が清少納言とするとおそれおおいのだが、まったく同意するしかない。
私も小さいものは大好きで、見かけるとつい購入してしまうからだ。
ただ、私の琴線に触れるものには特徴があると思っている。
それは道具であることが多く、装飾品やマスコットは非常に少ない。
実際に使えるのだけれども規格外に小さいもの、というのに惹かれる。
実用にこだわるのは多分に自分の貧乏性気質によるものと思われるが、ただ小さいという以外の条件とか制約を設けることで、収集物に個性を反映した一本の筋が入るように思っている。

自分が作るものも小ささを追求することがよくある。
例えば
世界一小さいスケジュール手帳カバーであり、キーホルダーにつけるコインホルダーであり、98対応式マネークリップであり、チビRHODIAカバーであり、がまプチである。
いずれも実際に使用できるものであり、ミニチュアでもなく、オブジェの類でもない。

先日、ブログ開設当初にネット上で知り合ったchiezokunさんのプレゼント企画に当選した。
とてもおしゃれな巾着に入れられたかわいらしい小物類で、妻へのプレゼントとさせてもらった。そこで感謝の意を込めて極小の財布をハンドメイドしてプレゼント返しさせていただいた。↓

    

chezokunさんとはまだリアルで対面したことはないのだが、何せ5年も交流があったので趣味嗜好の一端をよく知っている。
chiezokunさんは何を隠そう、私と同じ「ちっちゃいもの好き」なのだ。しかもハンドメイドの達人でもあり、住宅は我が家と同様、「ミシン室」を備えていたりする。僭越ながら心の友のような気さえしている。

相手のことを知っていると、製作時間はより楽しくなる。「こういうものなら喜んでもらえるのじゃないか」と考えながらモノ作りができるのは作り手にとってとても幸せなことなのだ。
この感覚も清少納言のいう「うつくし」に通ずるように思う。

 

    
↑ごらんのように1000円札と500円玉が入る。ちゃんと「使える」のだ。
頻繁に使うのではなく、いざという時に活躍するはずのものと認識してほしい。
すでにchiezokunさんのところに嫁いでいって私の手元にはない。
chiezokunさんのブログ「* Mon petit chateau *」で紹介していただいたのでトラックバックする。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ども (garaika)
2009-10-09 23:51:31
>亮介の親父さん
どうも。
これは、ケータイでもバッグでもお守りのようにぶら下げておけば役に立つことがあるだろう、というコンセプトで作りました。たしかにちょいとお出かけ時にも役に立つかもしれません。
女性向けに作ったものなのですが、粋という評価をもらえてうれしいです。


>ENEMIさん
いらっしゃいませ。
作品に過大な賞賛の言葉ありがとうございます。chiezokunさんほどのパワフルさはありませんがよろしければこれからも見てやってください。

ENEMIさんもハンドメイドな人のようですね。こちらからもブログを覗きにいきますね
返信する
はじめまして! (ENEMI)
2009-10-08 21:26:49
はじめまして、ENEMIと申します。
chiezokunさんのところから遊びに来ました!

こちらを覗いてみたら、早速このお財布♪
本当に凄いです!
お札とコインを入れているところを見たら、
ますます虜状態になってしまいました。
私も発想豊かな人になりたいものです。

これからちょこちょこ遊びに来ますね!
宜しくお願い致します。
返信する
いいな~!! (亮介の親父)
2009-10-07 18:39:31
凄い!
この御財布最高!
休日に、ちょこっと散歩に行く時良いですね。
色々、用途あって良いと思います。
何よりも、粋です。
返信する

コメントを投稿