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家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

「住み方」が先か「家」が先か

2007年05月26日 | 家について思ったことなど
ある住宅業界人のブログを読んだ。自分達が提供する住宅(RC造)の質に自信を持っている人だった。そのこと自体は頼もしくていい。
しかし「快適に住んでもらうために、まず施主の方に自分達が提供する家の『住み方』を教えている」というような主旨の文章が書いてあって、ちょっと待って欲しい、と思った。

そもそもそこで暮らす人の住み方を尊重したうえで家は設計されるべきではないのだろうか。
窓をよく開けることをおすすめしないようなことが書いてあったのだが、私のように窓を開ける暮らし方を好む人はどうすればいいのか。窓を閉め続けていたほうが快適というのを前提にされても困ってしまう。
家が新しくなることで生活に変化がもたらされることはあるだろうが、これから新築する家によって暮らし方をまず変えよと指示されるのであれば抵抗がある。

そういう「住み方を家に合わせる」べきという人が、もし「芸術家的建築家」を批判していたらちょっとおかしいとも思う。住人の住み方より家の形態を優先するという面では同じだから…。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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思考停止 (aiai)
2007-05-27 19:04:57
家を建てる人が自分の考えをしっかり持っていないと逆にそういう建築家に惹かれるのかもしれませんね。そういう人は家を「建てる」のでなく「買う」といった感じなんでしょうね。面倒くさいから思考停止して相手にまかせる・・・そんな人はやっぱりいますね。
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主体性 (garaika)
2007-05-27 22:25:08
今回の人は建築家というより、高性能住宅の設計に自信を持っているビルダー、あるいはビルダーを率いる建築士、というような風の人でした。

たしかに住人の方が自分の暮らし方を見極めて依頼先を選ばないと、「悪くはないけど何か違う」というようなことになりかねないですよね。提案を受けるのはいいけど、自分達の暮らしに合っているかをしっかり考えるべきです。
目先の流行や損得に流されてチョイスしてしまうのは長い目でみていいことではないと思います。
私は時代遅れの原始人なのでそんな風に思ってしまうのかもしれませんが…。
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