家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

込み栓

2007年05月27日 | 我が家のスペシャルな仕様
  
我が家には最近の家ではなかなかみられないものがある(※)。
それが写真にあるような込み栓である。
いまどき酔狂の類とされてしまうかもしれないが、木の接合にできるだけ金物を使わない、という志向で建ててあるせいだ。
金物でないから、こうした接合部も「あらわし」にできてしまうことも気に入っている。

込み栓には堅い木、名が体を表している「樫」を使ってある。
梁が米松、柱が檜、木の性質による経年変化の差異もたのしみだ。


(※)ほかにはこういうものも。

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4 コメント

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込み栓 (スターアニス)
2007-05-28 22:59:02
garaika会長邸は、さすが凄い造りですね。木の接合にできるだけ金物を使わない・・・寺院などの本堂や五重塔なども釘は使われていないので・・・。
わが家の100年モノのオンボロ長屋もあまり釘を使ってないが・・当時、釘が高くて使えなかったのかなぁ。
Unknown (garaika)
2007-05-29 22:20:23
総統、コメントどうもです。
うちは「できるだけ」で、まったく使ってないわけではなく、例えば筋交い用の金物などはつかっております。ホールダウン金物も。
地震対策とやらで一律に使用が決められている分はどうしようもないです。
金物に頼り過ぎないように、というのがせいぜいですね。
古屋のほうは、金物を使ってあるのかないのかよくわからないくらいに金物の姿はみかけません。
木の接合にできるだけ金物を使わない (m-louis)
2007-06-02 03:01:40
元実家や祖父の造作家具などはほとんどその志向で出来ていて、しかし、子供の頃からそれはとても贅沢なことなのだと親から散々言われていたため、谷中の家づくりでは最初から諦めてしまってたところがありました。
なので、garaika邸初訪問したときの後悔といったらありませんでした(^^;)

自分の中では金物よりも込み栓の方がよっぽど頑丈で長持ちってイメージがあるんですが、基準値を設けて強度を測定しようとするときには難しいんでしょうね。家づくりにはどこか「ざる法」的なところが残ってた方が面白いと思うんですが。。
頑丈 (garaika)
2007-06-03 20:57:25
m-louisさん、
金物も頑丈だとは思うのですが、長期間使う場合、木と木の方が頑丈さが長持ちするような気がしています。

こういうのも私のところのような田舎ではそれほど贅沢ではありませんが、都会では今や贅沢なのかもしれません。
現代では、m-louisさんの家のような3階建て以上の建物においては木だけの接合では許してくれないようにも思います。
好きにさせてくれ、と言いたい気持ちはよくわかりますけど・・・(笑)。

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