家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

家と消費税

2005年11月07日 | 家について思ったことなど
 近い将来、家を建てようとする人が気になるのが消費税の動向だろう。
小泉首相は「自分の政権のときは引き上げはしない」と明言しているが、裏を返せば次の政権ではかなりの確率で消費税を引き上げるであろうと読めるから、なおさらだ。先の衆院選で与党が圧勝してしまったこともあるので、この問題について施主予備軍はしっかり考えておいたほうがいい。
 もし、引き上げられることになると、家づくりの当事者達には深刻な影響が出かねない。
まず、あたりまえだが税率分だけ余分に資金が必要になる。個人レベルで総額ン千万の数%とは大きな額である。それは別の言い方をすれば、引き上げ前より費用対効果が悪くなるということでもある。

影響はそれだけではない。実際の税率引き上げ前からでも出てくる。
駆け込み需要が発生することだ。
施主にとっては、いい依頼先を見つけても手一杯で請け負ってもらえないということになったり、施工者があまりにも繁忙になることによってミスが発生しやすくなったり、いいことはまずない。
さらに、この時期に荒稼ぎしようという悪質な業者が急にのさばるかもしれない。質の低いモノを高く買うリスクが高まりかねないのだ。やはり建設業界が超繁忙だったバブル期には未熟な施工者が動員されて不良な住宅がたくさん発生したことは記憶に残っている。

よりよい家を目指す施主予備軍は、お金のことを気にするだけでなく、まずい時期の家づくりを避けるべく計画をすすめておくべきだろう。