家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

越屋根--お気に入りの家のパーツ

2004年11月01日 | 我が家のスペシャルな仕様
 我が家は2つの四角い箱が組み合わさったような形状で、基本的には陸屋根なのだが、実は「越屋根」(こしやね)がある。

 越屋根のメリットはいろいろある。

 まず、風通し。高い位置に開口がくるので熱気が抜ける。2階の北側窓は地窓にしてあり、涼しい空気が下から上に流れる仕組みになっている。

 そして採光。越屋根の庇の出具合で、夏の日差しは入らず、冬の日差しは入る。普段でも上からの光と、窓からの光が混ざり合う効果が期待でき、一つの窓からの採光より変化が楽しそう。

 空間を広げるという効果も大きい。越屋根のところは、吹き抜けほどではないが、高さのある空間になる。

 アクセントとしてもいい。中庭から見上げると越屋根が見える。
越屋根の垂木が「あらわし」になっているため、我が家が木でできていることが認識できる。
人間が地面に立った目線だと、外側からは存在がわかりにくいのが少し残念である。