![Relenza Relenza](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/54/ccdebeb39d3c2d0a758bc079b942c182.jpg)
ついに、小学6年生のムリョーがインフルエンザにかかった。
一昨日から咳が出始め、37度前後の微熱があった。今朝も咳がひどく、熱が37.6度あったので、学校を休ませて行きつけの成瀬医院に連れて行くことにした。
普通この程度ならもう少し様子を見るところだが、幼児期に喘息の気があったので、こじらせると怖い。
ネットで予約を取ったところ、なんと2時間半待ち。おそらくインフルラッシュなのだろう。
昼過ぎにようやく家を出て、成瀬医院に向かう。
受付で微熱があることと、咳がひどいことを伝えて待合室で待つことしばし。
やはり待合室の中はマスクだらけである。
「咳がひどくて。熱はたいしたことないんですけど」
「いつから?」
「一昨日からです」
「検査しても、インフルエンザって出るかどうか微妙だわね。検査する?」
「わからないんだったら、やっても仕方ないですね」
「もう一度熱計ってみようか」
熱を計りながら聴診器で診察。
「雑音はないわ。丈夫になったわね」
小さいころは気管支が弱くて、風邪を引くとすぐに呼吸困難になり、何度も救急車で運ばれた。
体温計を見ると、39度!
「あ、これは検査してもしなくてもインフルエンザ。一応検査しとくわね、ここに鼻かんでくれる」
ティッシュにラップを重ねて鼻をかむ。なにやら検査用の器具に鼻水を塗り付けた。
「かかりはじめだと出ないことがあるのよ。でもインフルエンザは間違いないから、奥の小部屋で待ってて」
数分待つと看護婦さんが呼びにきた。
「一発でA型って出たわ。タミフルかリレンザ、どうする?」
「そうですね。こじらせると面倒なので、お願いします。リレンザで」
「だいたいみんなリレンザっていうのよ。同じようなものなんだけどね」
この先生は以前からタミフルびいきで、なにげにタミフルを薦めたがる。
「じゃあ、クスリの使い方説明するから、さっきの部屋で待ってて」
10分ほど待つと、看護婦さんがリレンザのセットが入った箱と、他に2種類のクスリを持ってきた。
リレンザのセットには上の写真のようなものが入っている。
手前の器具が吸入器で、青い蓋を外した状態。
円筒形のケースに、その手前にあるUFOのような円盤が5枚入っている。
円盤には4つのふくらみがあり、その中に白い粉が入っている。円盤ごと吸入器にセットして、中の粉末を吸い込むわけだ。
白い粉を吸い込むなんて、なんかアブナそうな感じがするが、“チャーリー”ではないぞ。
子どもの場合、一回分がふくらみ二つ。円盤1枚で2回分だ。
リレンザもタミフルも、ウィルスの増殖を抑えるクスリなので、増殖が進んでしまってからでは効果がない。
だから、インフルエンザの初期段階で使用する。
できるならこうしたクスリは使いたくないのだが、ムリョーの場合は仕方がない。
ほんとうなら今日は校外授業で裁判所に見学に行く予定だった。
予定の東京地裁ではノリピー裁判の判決が行われていて、それが傍聴できるわけではないが、マスコミが押し寄せてくるシーンは体験できたかもしれない。
また夜は、渋谷のマッスルミュージアムのマッスルスクールで、佐藤弘道お兄さんの特別トレーニングを受ける予定だった。
ともに、欠席しなければならず、残念がっていた。
リレンザ使用で、1日か2日で熱が下がり、それから2日後には登校できるそうだ。
杉並区では医師の意見書は不要になった。学校で用意した欠席届(学校によっては登校届)に必要事項を記入し、登校時に担任に提出すればよい。
![1_2 1_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e4/5ddb0affcf260da7efd1adbc1ef29ce6.jpg)
以前、治癒証明書(意見書)なるものがまったく不合理だと書いたことがある。自己申告で医者に書いてもらって、それが500円なんていったい何なんだ、と思っていた。完治したことを診断するのは医者ではなく親なのだ。
リンク→インフルエンザ「治癒証明書」
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