ひまわり博士のウンチク

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リレンザ

2009年11月10日 | 健康・病気
Relenza
 
 ついに、小学6年生のムリョーがインフルエンザにかかった。
 
 一昨日から咳が出始め、37度前後の微熱があった。今朝も咳がひどく、熱が37.6度あったので、学校を休ませて行きつけの成瀬医院に連れて行くことにした。
 普通この程度ならもう少し様子を見るところだが、幼児期に喘息の気があったので、こじらせると怖い。
 
 ネットで予約を取ったところ、なんと2時間半待ち。おそらくインフルラッシュなのだろう。
 
 昼過ぎにようやく家を出て、成瀬医院に向かう。
 受付で微熱があることと、咳がひどいことを伝えて待合室で待つことしばし。
 やはり待合室の中はマスクだらけである。
 
 「咳がひどくて。熱はたいしたことないんですけど」
 「いつから?」
 「一昨日からです」
 「検査しても、インフルエンザって出るかどうか微妙だわね。検査する?」
 「わからないんだったら、やっても仕方ないですね」
 「もう一度熱計ってみようか」
 
 熱を計りながら聴診器で診察。
 
 「雑音はないわ。丈夫になったわね」
 
 小さいころは気管支が弱くて、風邪を引くとすぐに呼吸困難になり、何度も救急車で運ばれた。
 体温計を見ると、39度!
 
 「あ、これは検査してもしなくてもインフルエンザ。一応検査しとくわね、ここに鼻かんでくれる」
 
 ティッシュにラップを重ねて鼻をかむ。なにやら検査用の器具に鼻水を塗り付けた。
 
 「かかりはじめだと出ないことがあるのよ。でもインフルエンザは間違いないから、奥の小部屋で待ってて」
 
 数分待つと看護婦さんが呼びにきた。

 「一発でA型って出たわ。タミフルかリレンザ、どうする?」
 「そうですね。こじらせると面倒なので、お願いします。リレンザで」
 「だいたいみんなリレンザっていうのよ。同じようなものなんだけどね」
 
 この先生は以前からタミフルびいきで、なにげにタミフルを薦めたがる。
 
 「じゃあ、クスリの使い方説明するから、さっきの部屋で待ってて」
 
 10分ほど待つと、看護婦さんがリレンザのセットが入った箱と、他に2種類のクスリを持ってきた。
 リレンザのセットには上の写真のようなものが入っている。
 手前の器具が吸入器で、青い蓋を外した状態。
 円筒形のケースに、その手前にあるUFOのような円盤が5枚入っている。
 円盤には4つのふくらみがあり、その中に白い粉が入っている。円盤ごと吸入器にセットして、中の粉末を吸い込むわけだ。
 白い粉を吸い込むなんて、なんかアブナそうな感じがするが、“チャーリー”ではないぞ。
 
 子どもの場合、一回分がふくらみ二つ。円盤1枚で2回分だ。
 リレンザもタミフルも、ウィルスの増殖を抑えるクスリなので、増殖が進んでしまってからでは効果がない。
 だから、インフルエンザの初期段階で使用する。
 
 できるならこうしたクスリは使いたくないのだが、ムリョーの場合は仕方がない。
 ほんとうなら今日は校外授業で裁判所に見学に行く予定だった。
 予定の東京地裁ではノリピー裁判の判決が行われていて、それが傍聴できるわけではないが、マスコミが押し寄せてくるシーンは体験できたかもしれない。
 また夜は、渋谷のマッスルミュージアムのマッスルスクールで、佐藤弘道お兄さんの特別トレーニングを受ける予定だった。
 ともに、欠席しなければならず、残念がっていた。
 
 リレンザ使用で、1日か2日で熱が下がり、それから2日後には登校できるそうだ。
 杉並区では医師の意見書は不要になった。学校で用意した欠席届(学校によっては登校届)に必要事項を記入し、登校時に担任に提出すればよい。
 
1_2
 
 以前、治癒証明書(意見書)なるものがまったく不合理だと書いたことがある。自己申告で医者に書いてもらって、それが500円なんていったい何なんだ、と思っていた。完治したことを診断するのは医者ではなく親なのだ。
 
 リンク→インフルエンザ「治癒証明書」

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