29日午前9時24分、映画監督の新藤兼人さんが、老衰のため亡くなった。100歳だった。
99歳の昨年、本人最後の作品と称していた『一枚のはがき』が公開され、最後まで現役を貫いた人だった。
最後の言葉は「ありがとう」だったそうである。
代表作はなんと言っても、一切の台詞を排した『裸の島』、そして、夫人の乙羽 信子さんが病を押して出演した『午後の遺言状』。
しかし、ぼくにとって印象的なのは、1950年代~60年代に公開された、『原爆の子』『第五福竜丸』『どぶ』や、『人間』『鬼婆』『本能』などである。いずれもモノクロ作品だ。
ATG映画全盛期の中心的な監督の一人でもある。
脚本家としても評価が高く、川島雄三監督『しとやかな獣』、鈴木清順監督『けんかえれじい』、神山征二郎監督『ハチ公物語』などがある。
もう少し作品を見たかった気もするが、しかし、見事な大往生、お疲れさまと言いたい。ご冥福を祈る。
新藤監督の作品は、ほとんどコレクションしているのだが、大半がVHSで、現在我が家のVHSデッキは死にかけている。恐らく生き返ることはあるまい。市場から完全消滅しないうちに、1台購入しておきたい。
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■2011・6・7 中村哲医師講演会■
~ケシュマンド山系に記録的集中豪雨 緊急報告~
主 催/ペシャワール会現地報告会実行委員会
後 援/杉並区教育委員会
2011年6月7日、アフガニスタンで活躍する中村哲医師の講演会を実施いたします。
後援へのご参加と、ご賛同をお願いいたします。
〔日時〕2012年 6月7日(木)18時20分 開場 18時40分 開演
〔会場〕セシオン杉並大ホール(地下鉄丸ノ内線東高円寺下車5分)
〔料金〕前売り 1,200円/当日 1,500円(高校生以下無料)
◆詳しくは以下にアクセス
http://blog.goo.ne.jp/gallap6880/d/20120503