goo blog サービス終了のお知らせ 

フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

シャトーブリアン

2005年07月09日 12時53分05秒 | フランス語名文・迷文
シャトーブリアンと聞いて何を思い出しますか。
ステーキ?それとも小説?
実は両方とも関係があります。

シャトーブリアン(François René de Chateaubriand)はフランスの作家です。
作品には『革命論』、『アタラ』、『ルネ』などがあります。
シャトーブリアンは政治家でもあり、リシュリュー内閣ではベルリン大使、ロンドン大使を務め、ヴィレール内閣では外務大臣でした。
また、美食家としても有名だったようです。
ヒレ肉の中でも最も太い部分をステーキにして作らせたそうですが、これがきっかけとなって、ヒレ肉のステーキ(テンダーロインとも言います)を「シャトーブリアン」と呼ぶようになったとも。

シャトーブリアンは1768年にサン‐マロで生まれ、80歳で亡くなりました。
お墓はサン‐マロの近くにある島Grand-Bé(といってもすごく小さく、引き潮になると大陸と陸続きになります)にあります。
墓碑銘にはこのように刻まれています。

Un grand écrivain français a voulu reposer ici pour n'y entendre que la mer et le vent.
Passant Respecte sa dernière volonté.

偉大なフランスの作家がここに眠る。波の音、風の音だけを聞くために。
ここを訪れる人は作家の遺志を尊重してほしい。

シャトーブリアンはこのお墓に立ったまま埋められています。
これは、海をいつまでも見つめていたいという故人の遺志によるのだそうです。
寝っころがっていては空しか見えませんから。

Grand-Béの写真はここにあります。
参考サイトはここここ

ベルギー人っていったい・・・

2005年05月13日 23時35分23秒 | フランス語名文・迷文
Pourquoi les Belges courent à la fenêtre quand il y a de l'orage ?
稲光がするとどうしてベルギー人は窓に駆け寄っていくの?

-Pour être sur la photo !!!
写真に写るためだよ!!!

フランス人はベルギー人をバカにしているとよく言われますが、まったく・・・ですねぇ。
ベルギー人に対するひどい冗談ばかりを集めたサイトがあります。
この冗談もこのサイトからとってきました。

Donne-nous notre pain quotidien.

2005年03月05日 13時14分24秒 | フランス語名文・迷文
小さいとき祖母の薦めで近所の教会に通っていました。
「天にましますわれらの父よ」で始まるお祈りの決まり文句(「主の祈り」というそうです)を覚え
させられました。
このお祈りは、「福音書の要約」であり、教派を問わずキリスト教の教会でいちばん大切にされているお祈りなんだそうです。

日本では教派によってさまざまに翻訳されていて、私が覚えている「天にましますわれらの父よ」はプロテスタント訳で、カトリック訳では「天の父よ」から始まるんだそうです。

同じお祈りはもちろんフランス語にもあります。

Notre Père qui es aux cieux,
que ton nom soit sanctifié,
que ton règne vienne,
que ta volonté soit faite sur la terre comme au ciel.
Donne-nous aujourd’hui notre pain de ce jour.
Pardonne-nous nos offenses comme nous pardonnons aussi à ceux qui nous ont offensés.
Et ne nous soumets pas à la tentation,
Mais délivre-nous du mal.

この「主の祈り」のなかに
Donne-nous aujourd’hui notre pain de ce jour.
(われらの日用のかてを今日もあたえたまえ)というのがありますが、

次のサイトにある写真、某パン屋さんの写真なんですが、パン屋さんの名前の下に
Donne-nous notre pain quodition
とコメントがあり、この主の祈りの
Donne-nous aujourd’hui notre pain de ce jour.
と意味がほとんど同じ。
場違いでなかなか笑えます。

また、この写真に対するコメントが的を得ています。

Entrez, le Christ vous attend a l'interieur avec une baguette
sous le bras...
(入りなさい、キリストがバゲットを脇に抱えて君達を待っている・・・)

このサイトはLe franponais. comといい、日本で見かけるフランス語もどきを集めているサイトです。
間違い探しと言う意味でフランス語の勉強にもなります。

参考したサイト:千葉復活教会foujaponais

人権宣言第2条

2005年02月27日 17時25分29秒 | フランス語名文・迷文
フランスWEBから出ているメールマガジン「週刊フランスのWEB」の220号で紹介されていたフランス人権宣言の第2条です。


Le but de toute association politique est la conservation des droits naturels et imprescriptibles de l'homme. Ces droits sont la liberté, la propriété, la sûreté et la résistance à l'oppression.
政治的組織はすべて、人間の生まれながらにもつ奪うことのできない権利の保護を目的とする。その権利とは、自由、所有、安全、圧制への抵抗である。

スト天国フランス。その一因がこの「la résistance à l'oppression(圧制への抵抗)」という言葉にあるのかも、なんて思ってしまいました。